研修医の足跡

初期研修医の実際の毎日をご紹介

令和3年5月14日 朝の勉強会

テーマ「紹介状」 研修医K先生
紹介状と異なる診断に至った症例

三叉神経痛が良くならないと紹介状
    ⇩
三叉神経痛かぁ
薬が足りないからかな?
検査は念のため 異常はないはず
    ⇩
上顎洞炎だったぁ!

 

反省点
患者を診察する前に、紹介状の診断を疑わなかった
検査しても異常はないだろうと思って検査をした
診断名を疑わず、治療方針を決めた

Take home message
  • 紹介状の診断名はあくまで前医が考えているものであり、自分の診断の根拠にはならない →前医の診断名は怪しい、ぐらいに考える
  • 初めて患者と接するような気持ちを持って、自分でもう一度、鑑別診断を挙げた上で診断をする
  • 前医がまとめた症状の経過は正しいため、症状の経過は参考にする