研修医の足跡
令和3年1月29日 朝の勉強会
令和3年1月27日 学生さんとZOOMで勉強会
令和3年1月26日 朝の勉強会
令和3年1月25日 きらきら研修会
令和3年1月22日 坂本先生勉強会
令和3年1月22日 朝の勉強会
令和3年1月21日 きらきら研修会 眼科
令和3年1月20日 学生さんとZOOMで勉強会
鑑別疾患は?どんな問診を取りますか?
70歳代 男性 主訴:体重減少 |
診察及び検査結果からC多発性骨髄腫でした。「本人と家族に説明」シュミレーション形式でやりました
【現病歴】
3ヶ月前より、野菜を多くし、ごはんを少なめにして、ダイエットを開始した。
2ヶ月で10kg体重が減った。家族から、病院で確認した方が良いと言われ来院した。
3ヶ月前に重いものを下ろそうとした時に、腰痛を自覚した。近医受診し、鎮痛薬をもらった。
腰痛のため、お腹に力を入れることが多くなり、尿意、便意が増えた。
1ヶ月前に近医を受診し、貧血を指摘され、鉄剤を処方された。
解釈モデル「自分はダイエットのせいだと思っている。娘が心配するからきた」
娘さんが、付き添いできている「とにかく癌が心配」
令和3年1月19日 朝の勉強会
担当W先生 テーマ「本当にあった怖い転倒」
ショック+対麻痺 といえば、 |
70歳代男性 救急隊からの情報
『自宅内で転倒して、動かなくなった。顔から流血あり。
GCS E4V1M6 血圧 55/40、脈拍 73回/分、
SpO₂ 99%(O₂ 10L)、呼吸数 18回/分、体温 35.8℃、四肢麻痺あり』
【本症例:非骨傷性脊髄損傷】
加齢性変化や靱帯骨化に伴う脊柱管狭窄症を持つ高齢者に多い
C3/4椎間板レベル ➡ C4障害が多い
Take home message
ショック+対麻痺 といえば、 |
令和3年1月14日 きらきら研修会 耳鼻科
令和3年1月13日 学生さんとZOOMで勉強会
令和3年1月12日 朝の勉強会
担当K先生 テーマ「救急外来で出会う皮膚疾患」
- 蜂窩織炎の鑑別は多岐にわたる。蜂窩織炎の皮疹の特徴、リンパ節に注意する。
特に壊死性筋膜炎は致死性であるので注意。
血疱、全身状態(バイタルサイン、意識レベル)をみる。
皮疹をみたら、触診も忘れない。蜂窩織炎はざらざら、深部静脈血栓症はすべすべ。 -
帯状疱疹は意外に見逃している。
皮疹の分布、特徴をしっかりみよう。痛みのある皮疹では必ず鑑別にあげる。
帯状疱疹の治療では腎機能を確認して処方する。 -
薬疹は薬歴の問診が大切。さかのぼって薬歴を聞く。
重症薬疹もあり、死にいたる。
薬疹の皮疹は多様なので、常に鑑別にいれることは重要。薬疹を疑ったら被疑薬を必ず中止。
令和2年12月18日 朝の勉強会
令和2年12月17日 学生研修医合同勉強会
令和2年12月15日 朝の勉強会
令和2年12月14日 きらきら研修会
栄養科
《学習の目標》
・カロリー、蛋白質量設定の基本が理解できる。
・栄養補助食品や経管栄養の種類や使用例、使用場面が理解、想像できる。
疾患 | 体重(㎏)当たりの エネルギー必要量 |
備考 |
---|---|---|
健常者 | 25~35kcal | |
糖尿病、脂質異常症、肥満症 |
25~30kcal |
その他の侵襲が加わらない状態 |
腎不全、透析 | 25~35kcal | 腎機能に応じて |
肝不全 | 25~35kcal | 医薬品なども含む |
炎症性腸疾患 | 25~35kcal | 医薬品なども含む |
慢性閉塞性肺疾患 |
30~40kcal | 必要カロリーの増量が必要 |
- 疾患によって必要カロリーや、たんぱく質が違うことがわかった。
- 症例検討がわかりやすかった。
- わからないことは、また聞きにいきたい。
令和2年12月11日 朝の勉強会
担当Y先生 テーマ「低血糖」
80歳代 男性
主訴:左側腹部痛、右後頚部痛
→検査室から電話「血糖28㎎/dlです!」
低血糖の鑑別診断
原因 | 診るべきpoint |
---|---|
糖尿病治療関連 | 糖尿病の治療歴 |
アルコール | アルコール飲酒歴 |
低栄養 | 普段のADL |
胃切除後ダンピング症候群 | 腹部手術痕、手術歴 |
感染症 | 病歴、バイタルサイン |
腎機能・肝機能悪化 | 採血 |
その他 | 薬剤など |
【Whippleの3徴】
・空腹時・運動時の低血糖発作
・発作時血糖が50mg/dl以下
・ブドウ糖投与による症状改善
⇧
満たす ➡ 低血糖の原因検索
満たさない ➡ 低血糖・低血糖以外の症状の原因検索
Take home message
|
令和2年12月9日 外科 重吉先生
令和2年12月8日 朝の勉強会
担当B先生 テーマ「PPI」
ある日のことでした
上級医「B先生 、この患者さんに何か胃薬だしておいて」
わたし「あ、はい。( なにかとは…?) 」
患者:50歳 急性膵炎で入院中 EGDでGERDあり
【ストレス性胃潰瘍予防 ICU入院患者study】
絶対適用(1つでも該当すれば適用) |
---|
凝固障害(血小板<50000/㎣、PT-INR>1.5、APTTが正常時の2倍以上)(B) |
相対適用(2つ以上該当すれば適用) |
敗血症(D) |
【PPI適応症と処方制限】
名称 | 適応症と制限処方日数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
先発品商品名 | 一般名 | 胃潰瘍 | 十二指腸潰瘍 | 吻合部潰瘍 | 逆流性食道炎 | 非びらん性胃食道逆流症 |
タケプロン | ランソプラゾール | 56 |
42 |
56 | 56+維持療法 | 28(30㎎は適応なし) |
パリエット | ラペプラゾール | 56 | 42 | 56 | 112+維持療法 | 28(20㎎は適応なし) |
オメプラール | オメプラゾール | 56 | 42 | 56 | 56+維持療法 | 28(20㎎は適応なし) |
ネキシウム | エソメプラゾール | 56 | 42 | 56 | 56+維持療法 | 28(20㎎は適応なし) |
タケキャプ | ボノプラザン | 56 | 42 | ー | 56+維持療法 | ー |
Take home message
・PPIの適応疾患を知る ・PPIは漫然と投与しない! |
令和2年12月4日 朝の勉強会
担当Y先生 テーマ「痛み」
「痛み」;実際に何らかの組織損傷が起こった時、あるいは組織損傷が起こりそうな時、あるいはそのような損傷の際に表現されるような、不快な感覚体験及び情動体験 。
まずは原因検索!
WHO方式三段階除痛(鎮痛)ラダー
第一段階 ●NSAIDs・アセトアミノフェン
副作用対策忘れずに
(NSAIDs:腎機能障害、胃腸障害など、アセトアミノフェン:肝障害など)
オピオイドと作用機序が異なるため副作用が無い限りオピオイドと併用する 有効限界あり
第二段階 ●弱オピオイド
コデイン・トラマドール
オピオイドに抵抗感を持つ患者には使用しやすい
第三段階 ●強オピオイド
モルヒネ・オキシコドン・フェンタニル・タベンタドール➡これらで症状管理困難な場合はメサドンを使用する。
・鎮痛薬使用基本五原則に則って
・副作用対策怠らず
・自信を持って説明し処方する
鎮痛補助薬・放射線治療・神経ブロックなどは適応があればどの段階でも開始する
Take home message
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新患カンファレンス
令和2年11月28日 第1回IMH同窓会
令和2年11月27日 朝の勉強会
担当F先生 テーマ「皮疹」
5つのポイントを意識して皮疹表現をしよう
部位
発疹名:斑 凸な発診 凹んだ発疹
大きさ
色
形:分布・配列 正常皮膚との境界 触感
ヒント:部位は両大腿、皮疹は多彩で平坦な皮疹から凸な皮疹、凹な皮疹も見られます。水泡の大きさは、大きいもので500円玉大、びらんは5~50mm大です。
使うとよい単語:緊満性水泡、褐色斑、びらん、不規則、地図上、鱗屑(薄い皮裂けのようなもの)
【ステロイド外用剤を使いこなそう】
重症度による使い分け
部位による使い分け
年齢による使い分け
まず効果の高いステロイド外用剤で短期間に症状を改善し 、様子をみながら弱いタイプへ移行していく。
令和2年11月26日 長野中央病院2年目研修医T先生 産婦人科研修修了
新患カンファレンス
令和2年11月24日 朝の勉強会
新患カンファレンス
新患カンファレンス
令和2年11月18日 泌尿器科 蜂谷先生
令和2年11月16日 キラキラ研修会
令和2年11月13日 朝の勉強会
担当O先生 テーマ「咽頭痛」
10歳代 女性
主訴:咽頭痛
現病歴:3日前の朝起きたら喉が痛かった。痛みがだんだん強くなってきたため、心配で救急外来受診した。
既往歴:なし
内服薬:なし
アレルギー:なし
生活社会歴:同居の母も同じく喉が少し痛い
Red Flags
開口障害:3横指開くか
Sniffing position:鼻を突き出し、やや前傾
Muffled voice:熱いジャガイモを口の中に入れた声
流涎、Stridor 、 嚥下困難
舌骨部圧痛
頸部後屈で悪化
口腔底の腫脹
咽頭正常:疼痛と咽頭所見の解離
Centor Criteria
①扁桃の白苔を伴う扁桃の発赤 (+1点)
②圧痛を伴う前頸部リンパ節腫脹 (+1点)
③38℃以上の発熱 (+1点)
④咳嗽なし (+1点)
年齢:<15歳 (+1点)、15ー44歳 (0点)、 ≧45歳 (-1点)
1点以下は抗菌薬なし
2-3点は溶連菌迅速抗原検査(+)なら抗菌薬
4点以上は抗菌薬加療開始
Take home message
咽頭痛は急性喉頭蓋炎の他にも致死的疾患がある Red Flagsを見逃さない Centor criteria と溶連菌迅速抗原検査を上手に使う |
令和2年11月12日 産婦人科 常見先生
令和2年11月12日 新人職員合同研修会
令和2年11月10日 朝の勉強会
担当W先生 テーマ「喉が痛い」
20歳代 女性
【主訴】 咽頭痛、右頸部の腫脹、発熱、嗄声
【現病歴】
Xー2 日 咽頭痛出現
Xー1 日 右頸部の腫脹出現 ➡ 近医受診し、第三世代セフェム内服開始
X日 38.8℃発熱・嗄声出現 ➡ 当院受診
咳なし、鼻汁なし。
咽頭痛は水を飲み込むことも難しいくらい
★6Killer sore throat
急性喉頭蓋炎
扁桃周囲膿瘍
咽後膿瘍
口腔底蜂窩織炎
レミエール症候群
無顆粒球症
<6 killer sore throat>
★どういう時に疑うのか知っておこう
・Stridor 、呼吸困難(=顎を突き出すような姿勢)
・ひどい咽頭痛(=嚥下時痛、流延)
・声がおかしい(ふくみ声、hot potato voice 、嗄声)
・開口障害
・斜頸、頸部の運動障害
・咽頭所見が軽微なほど怖いことがある(=深い喉の炎症は見えない)
★検査をしよう
・急性喉頭蓋炎 ➡ Xp(正+側面の2方向)
・膿瘍 ➡ 造影CT
令和2年11月6日 朝の勉強会
担当K先生 テーマ「下痢」
【症例】 70歳代 男性
【主訴】 下痢
【現病歴】 Xー3日 倦怠感あり。
Xー2日 水様下痢が頻回。食思不振。
X日 下痢症状が治まらず、内科受診 。
急性胃腸炎 基本は除外診断である
「嘔吐」「下痢」「軽微な腹部所見」の3つがそろったら胃腸炎と診断!
【急性副腎不全を疑う症状 】
脱水、低血圧、原因不明のショック食欲低下、体重減少、嘔気、嘔吐、
下痢
原因不明の腹痛・急性腹症
原因不明の発熱
予期せぬ低血糖
低Na血症、高K血症
貧血、好酸球増多
高Ca血症、 BUN上昇
色素沈着など
Take home message
①急性胃腸炎は除外診断。 ②腸管外以外の原因の可能性を常に考える。 ③下痢、倦怠感、原因不明の発熱などを認めたら、副腎不全症も鑑別に。 ④副腎不全症を疑ったら、ソルコーテフをiv 。 |
令和2年11月3日 放射線診断科 小林先生
令和2年10月30日 朝の勉強会
令和2年10月28日 放射線科診断だより
第147回 信越地方会出張報告
令和2年10月27日 朝の勉強会
令和2年10月20日 朝の勉強会
令和2年10月15日 第1回CPC
令和2年10月8日 朝の勉強会
令和2年10月2日 坂本壮先生と一緒にWEB勉強会Ⅱ
令和2年10月2日 朝の勉強会
マイ田んぼオーナー
令和2年9月11日 エキスパートCPC
令和2年9月10日 脳外科だより
令和2年8月27日 4年目医師の内科だより
令和2年8月11日 オンライン勉強会
令和2年8月7日 朝の勉強会
担当Y先生 テーマ「小児の発熱」
9ヶ月 男児
【主訴】 発熱
【既往歴】 先天性脊椎骨端異形成症
【現病歴】 1週間前から咳・鼻水があった。昨夜発熱38.3℃ 、今朝 37.3℃。昨日22時に解熱薬使用。昨日から残っていた抗生剤を飲んでいる。鼻水が濁ってきている。 9:00救急外来受診。
【3か月未満の発熱】 肺炎、尿路感染症、細菌性髄膜炎
特に新生児では重篤な細菌感染症リスク7%
呼吸器症状がなくても胸部X 線(潜在性肺炎)
血液検査、尿検査、尿培養が必須
髄液検査
新生児
WBC<5000 / μL か>15000 / μL
重症と認識した場合
Take home message
小児の発熱は随伴症状と好発年齢から鑑別疾患を挙げる |
新患カンファレンス
令和2年8月4日 朝の勉強会
令和2年8月3日 きらきら研修会
令和2年7月31日 朝の勉強会
令和2年7月30日 オンライン勉強会
新患カンファレンス
令和2年7月27日 きらきら研修会
令和2年7月17日 朝の勉強会
令和2年7月16日 夜の勉強会
令和2年7月16日 新患カンファレンス
令和2年7月14日 朝の勉強会
担当I先生 テーマ「熱中症」
労作性熱中症と非労作性熱中症
労作性 | 非労作性 | |
---|---|---|
年齢 | 青年~中年 | 高齢者 |
性別 | 男性 | 男女差なし |
場所 | 屋外 | 屋内 |
かかるまでの時間 | 短時間 | 数日 |
運動 | あり | なし |
重症化 | しにくい |
しやすい |
重症度
分類 | 症 状 | 症状から見た診断 |
---|---|---|
Ⅰ度 |
めまい・失神 筋肉痛・筋肉の硬直 手足のしびれ・気分の不快 |
熱ストレス(総称) 熱失神 熱けいれん
熱疲労(熱ひはい)
熱射病 |
Ⅱ度 |
頭痛・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感 |
|
Ⅲ度 |
Ⅱ度の症状に加え、意識障害・けいれん・手足の運動障害 高体温 肝機能異常、腎機能障害、血液凝固障害 |
出典:環境省 熱中症環境保健マニアル2014
Take home message
非労作性熱中症や重症熱中症に注意 とにかく、解熱、補液 予防・再発防止が重要 |
令和2年7月11日 長野中央病院勉強会参加
令和2年7月10日 朝の勉強会
令和2年7月9日 夜の勉強会
令和2年7月3日 市原先生 ZOOMレクチャー
令和2年7月3日 ヤンデル先生 ZOOM勉強会
令和2年7月3日 朝の勉強会
令和2年7月2日 新患カンファレンス
令和2年6月29日 院内火災訓練
令和2年6月26日 朝の勉強会
令和2年6月23日 朝の勉強会
担当T先生 テーマ「頭痛」
【症例】 30代 男性
【主訴】 右後頭部痛
【既往歴】 高血圧
鑑別診断は?
<片頭痛のPOUND>
Pulsatile quality(拍動性)
duration 4-72 hours (持続時間 4-72 時間)
Uniraterallocation (片側性)
Nausea/vomit(悪心嘔吐)
Disabling intensity(日常生活に支障あり)
4項目以上 +LR 24
3項目 +LR 3.5
2項目以下 +LR 0.4 1
MIcheal et al., 1993. Cephalagia
Take home message
危険なサインを見逃さず、2次性頭痛の除外を! 片頭痛の所見はPOUNDで! |
令和2年6月18日 新患外来カンファレンス
令和2年6月16日 朝の勉強会
令和2年6月15日 きらきら研修会
令和2年6月12日 朝の勉強会
担当B先生 テーマ「高血圧緊急症」
70代 女性
主訴:血圧高値、頭がぼーっとする
【バイタルサイン 】
BP 185/77mmHg
HR 86/min
RR 18/min
SpO2 97%(RA)
鑑別疾患は何をあげますか?
どんな問診をとりますか?
身体所見は何をとりますか?
【高血圧緊急症 】
血圧の高度の上昇(多くは180/120mmHg 以上)によって,脳,心,腎,大血管などの標的臓器に急性の障害が生じる病態
高血圧患者の1 %がその経過中に高血圧緊急症をきたす
Take home message
高血圧患者をみたら、まずは自分でも血圧測定。 高血圧緊急症で頻度が高いもの 「高血圧脳症、脳梗塞、左心不全」脳以外、心臓にも注意して診察しよう |
令和2年6月11日 新患外来カンファレンス
令和2年6月8日・18日 web病院説明会
• 外科の先生から研修の様子の説明がありました。
• 当院では外科も様々な症例が経験できます。
• 研修医だけでなく、興味のある診療科の先生からも説明します。
オンライン研修医個別説明会 ご応募お待ちしています!
応募はこちらから!
令和2年6月5日 朝の勉強会
担当F先生 テーマ「急性胆嚢炎と急性胆管炎」
90代 女性 主訴:発熱、嘔吐
現病歴
✕-1日昼頃より39.8℃の発熱や嘔吐を認めた
✕日採血にて炎症反応、ビリルビンの上昇、肝胆道系酵素の上昇
CTにて胆嚢腫大、総胆管拡張を認めたため、当院に転院した。
超音波 非侵襲的、簡便に行うことが出来る
CTでは評価できないdebrisや少量腹水も評価できる
胆道に閉塞起点がある胆道感染症場合
ドレナージしなければ敗血症を来たす
原因はどこにあるのか 胆嚢?胆道?
Take home message
・秋田は北東北、遠い ・胆道系の評価はまず腹部エコーで ・胆道系に閉塞起点がある胆道感染症は、ドレナージが必要 |
令和2年6月3・5日 web病院説明会
令和2年6月2日 朝の勉強会
令和2年5月29日 朝の勉強会
担当Y先生 テーマ「呼吸困難」
救急隊からコール
50代 男性 主訴:呼吸困難
早朝に目を覚ますと呼吸困難自覚。
初めての症状。症状改善なく救急要請
E4V5M6、血圧107/85mmHg、脈拍56/分、呼吸数20/分、SpO₂95%
この時点でどのような疾患を考えますか?
呼吸困難 鑑別疾患
《common》
パニック障害、過換気症候群、胃食道逆流症
《critical》
狭心症、ACS、肺血栓塞栓症、気胸、アナフィラキシー、気道異物、心タンポナーデ
Take home message
心筋梗塞の症状は多彩→疑うこと! 疑ったら心電図、何度でも心電図 迷ったらすぐに循環器医コール 循環器内科の先生が来るまでにできることを行う→PCIを始めるための準備 |
令和2年5月26・27日 web病院説明会
令和2年5月26日 朝の勉強会
担当I先生 テーマ「発熱とかその辺」
40代 男性 主訴:発熱
3日前から39度の発熱が出現
呼吸器、消化器症状、なし
近医を受診し解熱薬や鎮咳薬、去痰薬処方
解熱剤はよく効くが、病状著変ないため救急要請
問診・身体所見、さてその後は?
Choosing Wisely
2011年ABIM財団主催のフォーラムで提起
医療者と患者が
科学的なエビデンスに基づき
既に行われた医療と重ならず
害が少なく
真に必要な検査を賢く選択するという考え方
Take home message
I先生の愛読書はNEJ 発熱の原因検索でもやはり問診・身体所見 感染症を疑ったらFever Work Up 検査には目的を → Choosing Wisely |
令和2年5月21日 坂本先生講演会
令和2年5月21日 坂本先生と勉強会with長野中央病院・信大生♡
令和2年5月15日 朝の勉強会
令和2年5月14日 web病院説明会
令和2年5月14日 新患カンファ
令和2年5月12日 朝の勉強会
令和2年5月8日 朝の勉強会
令和2年5月 連休 stay home
令和2年5月1日 朝の勉強会
令和2年4月28日 夜の医局
令和2年4月24日 朝の勉強会
令和2年4月21日 朝の勉強会
令和2年4月17日 坂本壮先生勉強会
令和2年4月13日 1年目研修医病棟デビュー!
令和2年4月9日 プロフェッショナリズム
令和2年4月3日・9日 Shadowing
令和2年4月3日 EBM
令和2年4月2日 社会人としての心構え
令和2年4月 オリエンテーション
令和2年4月1日 新しい仲間を迎えました
基本的臨床能力評価試験に参加しました
総受験病院数370病院中 13位 でした!!
2019年度 実施結果(総合)
当院平均点 | 34.00 |
平均点(全体) | 29.56 |
総受験病院数 | 370 |
順位 | 13 |
基本的臨床能力評価試験は、厚生労働省の定める臨床研修到達目標に準拠した問題が出題されており、結果を分析することで研修医の得意・不得意な分野・領域を把握し、総合的な臨床能力を身につけるための研修指導に役立てています。詳しくはこちらhttps://jamep.or.jp/exam/
令和2年3月25日 ランチ反省会
令和2年3月13日 恒例の卒業集合写真
令和2年3月10日 研修医S先生 テーマ「小児の統合失調症」
令和2年3月6日 研修医K先生 テーマ「麻酔科研修のすすめ」
令和2年3月3日 研修医I先生 テーマ「喘息」
令和2年3月2日 研修修了発表会
令和2年2月18日 研修医H先生 テーマ「小児敗血症」
What is sepsis?
Sepsis arises when a person has an infection, and the body’s reaction to it injures tissues and organs.
・life-threatening illness
・injures tissues and organs
- 菌血症
血中から細菌が検出される
↓
- 敗血症
全身状態を伴う感染症、あるいはその疑い
菌血症から敗血症が生じることもあるが、この2つは別物
Take Home Message
小児においても敗血症は致死率の高い病態。 敗血症に対する早期認識・早期介入が重要。 成人のように確立された基準はない。危険な症候を見逃さない。 |
令和2年2月11日 研修医Y先生 テーマ「JTAS」
Japan Triage and Acuity Scale
より緊急度の高い患者の診療を先に行い、患者の状態が悪化する危険性を減らす
蘇生(Blue)
直ちに診察・治療が必要
- 心停止
- 痙攣持続
- 重症外傷
- 高度の意識障害
- 重篤な呼吸障害 など
→ケアの継続
緊急(Red)
10分以内に診察が必要
- 心原性胸痛
- 重篤な体温異常
- 激しい頭痛、腹痛
- 中等度の意識障害
- 抑うつ、自傷行為 など
→15分毎の再評価
準緊急(Yellow)
30分以内に診察が必要
- 症状のない高血圧
- 痙攣後(意識回復したもの)
- 変形のある四肢外傷
- 中等度の頭痛・腹痛
- 活動期分娩 など
→30分毎の再評価
低緊急(Green)
1時間以内に診察が必要
- 尿路感染症
- 縫合を要する創傷(止血あり)
- 不穏状態 など
→1時間毎の再評価
非緊急(White)
2時間以内に診察
- 軽度のアレルギー反応
- 縫合を要さない外傷
- 処方、検査希望 など
→2時間毎の再評価
Take Home Message
診察前トリアージを行うことで、優先的に緊急度の高い患者に対する配慮ができる |
令和2年2月6日 第3回CPC
令和2年1月24日 研修医K先生 テーマ「敗血症性ショック」
令和2年1月23日 きらきら研修会 テーマ「腹部エコー」
令和2年1月20日 救急 武井先生勉強会
令和2年1月18日・19日 スキー旅行
令和元年12月14日 飯田JMECC
令和元年12月6日 職員互助会忘年会
令和元年12月4日 学生研修医合同勉強会
令和元年11月28日 外科 網谷先生勉強会
テーマ「周術期管理 栄養管理」
なぜ周期管理が必要か術中の安全リスク管理
→術後の早期回復 ERAS
1,入院前カウンセリング
2,腸管の前処置なし
3,手術前夜~朝食の絶食なし 水分・炭水化物の摂取
4,前投薬なし
5,経鼻胃管留置なし
6,硬膜外麻酔・鎮痛
7,短時間作用型麻酔薬
8,輸液、ナトリウムの過剰投与を避ける
9,創部の縮小化 ドレーン留意なし
10,体温管理・温風式保湿
11,離床・歩行を促進
12経口麻薬の非使用、NSAIDs投与は硬膜外麻酔終了後に行う
13,悪心・嘔吐の予防
14,腸蠕動運動の促進
15,カテーテル類の早期抜去
16,周術期の経口栄養摂取
17,転帰・順守状態の調査
↓
ERAS
栄養管理
→ 術前栄養管理
栄養不量患者は創傷治癒遅延や術後感染症の合併率が高い
→ 術後栄養管理
令和元年11月2日 泌尿器科 中藤先生勉強会
令和元年10月31日 救急勉強会
令和元年10月31日 合同症例検討会
令和元年10月2日 産婦人科 大平先生勉強会
令和元年9月26日 形成外科 長屋先生勉強会
令和元年9月13日 朝の勉強会 テーマ:めまい
令和元年9月12日 ABDEMET(腹部救急診療トレーニングコース)
令和元年9月3日 朝の勉強会 テーマ:救急外来における産婦人科疾患
テーマ「救急外来における産婦人科疾患」
担当 研修医I先生
普段救急外来で産婦人科疾患は専門家の当直が診ているが、自分が診療した際にはコンサルが必要
→何を疑っているのか明確にする
40歳以下の女性の急性腹症の40%程度が産婦人科疾患といわれる
主訴:腹痛 性器出血
(10-40代女性をみたらまず妊娠考慮)
【緊急性の高い疾患】
- 異所性妊娠
- 卵巣腫瘍茎捻転
【比較的緊急性の高い疾患】
- 卵巣出血
- 切迫流産
【緊急度の低い疾患】
- 月経痛
- PID(骨盤内炎症性疾患)
Take Home Message
妊娠可能な女性を診察する場合には妊娠の可能性を念頭におく。
問診の際には最終月経、妊娠、性器出血を聞くことを忘れない。
令和元年8月29日 夜の勉強会 テーマ:論文の書き方
令和元年8月27日 朝の勉強会 テーマ:過量服薬
テーマ「過量服薬」
担当 研修医S先生
「先生、40才男性大量服薬の患者さんが救急搬送されてきます」
さてあなたはどうしますか?
【急性薬物中毒治療の4大原則】
- 全身管理
- 吸収の阻害
- 排泄の促進
- 解毒薬・拮抗薬
【3大合併症】
- 誤嚥性肺炎(Aspiration Pneumoniae)
- 異常体温(Abnormal Body Temperature)
- 非外傷性挫滅症候群・コンパートメント症候群(Atraumatic Crush Syndrome/Compartment Syndrome)
Take Home Message
- 過量服薬の管理は4ステップ
- 合併症にも気を付けて
- 消化管除染は活性炭+マグコロール注入を
- 薬剤に対応する拮抗薬を使えるようになろう
令和元年8月24日 総合診療フェスat長野中央病院
令和元年8月23日 朝の勉強会 テーマ:呼吸困難
テーマ「呼吸困難」
担当 研修医I先生
症例 66歳 男性
主訴 呼吸困難
現病歴 尿道バルーンの尿を捨てたら急に呼吸困難発症。左上肢が何となく重い。
身体所見 問題なし
検査所見 血液検査 問題なし
心電図 NSR、ST-T変化なし
↓
翌日 呼吸困難なし 左上肢の重だるさあり
血液検査 心筋逸脱酵素上昇
心電図 V3-4軽度STあり
→急性心筋梗塞じゃん(><)
Take Home Message
呼吸困難にはさまざまな重症例が隠れている。
心電図変化がはっきりしない場合でも、症状が残存しているならば常に心筋梗塞を疑い続ける必要がある。
一度経験した症例と同様の症例に思わぬタイミングで出遭うことがある。経験症例を大切にしよう!
令和元年8月6日 朝の勉強会 テーマ:アルコール性ケトアシドーシス
令和元年8月5日 きらきら研修会 テーマ:細菌
令和元年8月1日 朝の勉強会 テーマ:小児虐待
令和元年7月30日 朝の勉強会 テーマ:真夏の救急外来
令和元年7月29日 きらきら研修会 テーマ:検体検査
令和元年7月26日 教育講演会「人を育むということについて考える」
令和元年7月26日 朝の勉強会 テーマ:電解質異常
令和元年7月26日 腹部診察勉強会
令和元年7月22日 きらきら研修会 テーマ:生理検査
令和元年7月21日 研修医M先生結婚式
令和1年7月18日 第1回CPC
令和1年7月12日 朝の勉強会 テーマ:マダニ刺咬
テーマ「マダニ刺咬」
研修医 K先生
マダニ刺咬の続発症
- ツツガムシ病
- 日本紅斑熱
- ライム病
- 重症熱性血小板減少症候群
Take Home Message
マダニがいるか確認を。
残っていれば皮膚ごと切除。
予防的にテトラサイクリン系抗菌薬を7日間投与。
インフルエンザ様症状や皮疹が出現した際には再受診するように伝える。
令和1年7月8日 キラキラ研修会 テーマ 血液像
令和1年7月7日 緩和ケアセミナー
令和1年7月5日 朝の勉強会 テーマ:胸痛
令和1年6月28日 ヤンデル先生がやってきた!
令和1年6月21日 朝の勉強会 テーマ:発熱 嘔吐
令和1年6月18日 朝の勉強会 テーマ:針刺し
令和1年6月2日 第144回内科信越地方会at松本ブエナビスタ
令和1年6月1日 信越JMECC at 相澤病院
令和1年5月31日 朝の勉強会 テーマ:吐血
令和1年5月27日 キラキラ研修会 テーマ:輸血
令和1年5月24日 朝の勉強会 テーマ:小児の発熱
令和1年5月23日 夜の勉強会 テーマ:腹部単純写真
令和1年5月21日 朝の勉強会 テーマ:「外傷診療」
令和1年5月17日 朝の勉強会 テーマ:蕁麻疹 アナフィラキシー
令和1年5月16日 勉強会 テーマ:急性腹症のCT
令和1年5月15日 学生研修医合同勉強会 飯田市立病院介護老人保健施設 ゆうゆうにて
令和1年5月14日 朝の勉強会 テーマ:fever
令和1年5月10日 朝の勉強会 テーマ:ドクターハート
令和1年5月9日 勉強会 テーマ:医療安全
平成31年4月27日 医学生・研修医の日本内科学会ことはじめ
平成31年4月26日 朝の勉強会 救急外来 〜まとめ編〜
平成31年4月23日 朝の勉強会 救急外来 〜コンサルテーション〜
平成31年4月20日 グラム染色で考える感染症in長野中央病院
平成31年4月19日 朝の勉強会 救急外来 〜身体所見編〜
平成31年4月18日 テーマ 胸部X線写真 講師放射線科 渡辺先生
平成31年4月17日 学生研修医合同勉強会 テーマ「患者さんを知る」
平成31年4月16日 朝の勉強会 救急外来 〜問診編〜
平成31年4月11日 第一回勉強会
平成31年4月 歓迎 新研修医
平成31年3月15日 本年度のラストミーティング
平成31年3月12日 朝の勉強会
平成31年3月9日 研修医M先生結婚式
平成31年3月9日 県修学金貸与生研修会
平成31年3月7日 勉強会 presents by 1年目
平成31年3月7日 医局送別会
平成31年3月4日 研修修了発表会
平成31年2月28日 毎年恒例歓送迎会
平成31年2月19日 朝の勉強会
研修医O先生
30代女性
妊娠・出産歴:G3P2(2回経膣分娩)
妊娠40週6日
前期破水のため入院
妊娠41週0日
分娩進行し、経膣分娩 3370g男児 Apgar score8/9 胎盤娩出前から出血多量
産後の過多出血 4つのT
Tone70% 子宮収縮不良
Trauma20% 裂傷、血腫、子宮内反、子宮破裂
Tissue10% 胎盤・卵膜遺残、癒着胎盤
Thrombin1% 凝固障害
癒着胎盤
子宮を温存する
①待機療法
②薬物療法
③子宮動脈塞栓術
子宮を温存しない
④腹式単純子宮全摘術
Take Home Message
癒着胎盤のため、分娩後1週間で子宮全摘を行なった症例を経験したイベントが起きた時、原因検索は大切
みなさんはどう感じましたか。この方にどんな言葉をかけますか。私たちには何ができるでしょうか。
進路に迷ったら
いろんな人に相談して話を聞くといいと思います。
来年度も産婦人科を回ってみてください。
平成31年2月12日 多職種連携ワークショップ 看護学生 医学生 研修医 当院スタッフ
平成31年2月12日 朝の勉強会
平成31年2月7日 第3回CPC
炎症反応高値の遷延と左房内腫瘤を背景に、多発脳梗塞を発症した一例
症例 80代 女性
主訴 血便
現病歴 大腿骨骨折術後2週間目に血便を認め紹介受診。
左房内腫瘤
深部静脈血栓症
直腸壁肥厚
炎症反応高値 CRP20mg/dl
WBC17000/mm³
第2病日 意識障害、左片麻痺出現し、多発脳梗塞発症。
第5病日 意識障害再増悪 急激な呼吸症状の悪化 血性痰 吐血あり。心肺停止
研修医アセスメント
左房粘液腫
→感染性粘液腫
→全身塞栓症(血便、多発性脳梗塞、血腫、血痰、吐血)
死因は吐物による窒息
病理
1. 全身性アミロイドーシス(ATTR type)
a.心アミロイドーシス
b.両側肺アミロイドーシス
c.全身の中小型血管壁
d.脂肪組織間質
2.全身性血栓塞栓症
a.左房内血栓(30x25mm大)
b.[脳梗塞]
c.深部静脈血栓症
d.右肺下葉肺出血性梗塞