研修医の足跡

初期研修医の実際の毎日をご紹介

令和3年10月12日 朝の勉強会

担当O先生 テーマ「HPVワクチン」

目標
HPVワクチンについて改めて知り、打つべきか打たないべきか学ぶ
HPVワクチンを打つべき対象について学ぶ
家族や友人、患者さんにHPVワクチンについて説明できるようになる

性活動を開始するとHPVに感染する可能性が誰にでもあり、初めての性交渉の前にHPVワクチンを接種することが理想的。

性交渉の経験があれば、すでにいずれかの種類のHPVに感染している可能性があり、ワクチン接種で得られる効果が下がる可能性がある。

 

HPVワクチンの副反応は60-95%くらいの症例に起こると報告されているが、93-97%は様子を見ていれば回復する症状が重くないものであり、重い副反応は3-7%と報告されている。

有害事象として報告された軽度の全身症状、重篤な全身症状及び死亡は、ワクチン接種群とプラセボ群と比較すると、いずれも差がなかった。

Take home messag
  • 接種していない26歳以下の女性、男性もHPVワクチン打とう!自費だけど!
  • 27歳から45歳の女性は産婦人科医師と相談の上HPVワクチン接種を検討しましょう。
  • HPVワクチンに限らず、正確な情報・知識を得て、患者さん・家族や友人に説明できるようにしましょう。