テーマ「呼吸困難」
担当 研修医I先生
症例 66歳 男性
主訴 呼吸困難
現病歴 尿道バルーンの尿を捨てたら急に呼吸困難発症。左上肢が何となく重い。
身体所見 問題なし
検査所見 血液検査 問題なし
心電図 NSR、ST-T変化なし
↓
翌日 呼吸困難なし 左上肢の重だるさあり
血液検査 心筋逸脱酵素上昇
心電図 V3-4軽度STあり
→急性心筋梗塞じゃん(><)
Take Home Message
呼吸困難にはさまざまな重症例が隠れている。
心電図変化がはっきりしない場合でも、症状が残存しているならば常に心筋梗塞を疑い続ける必要がある。
一度経験した症例と同様の症例に思わぬタイミングで出遭うことがある。経験症例を大切にしよう!