研修医の足跡

初期研修医の実際の毎日をご紹介

令和元年8月23日 朝の勉強会 テーマ:呼吸困難

テーマ「呼吸困難」

担当 研修医I先生

 

症例 66歳 男性

主訴 呼吸困難

現病歴 尿道バルーンの尿を捨てたら急に呼吸困難発症。左上肢が何となく重い。

身体所見 問題なし

検査所見 血液検査 問題なし

心電図 NSR、ST-T変化なし

翌日 呼吸困難なし 左上肢の重だるさあり

血液検査 心筋逸脱酵素上昇

心電図 V3-4軽度STあり

 

急性心筋梗塞じゃん(><)

Take Home Message

呼吸困難にはさまざまな重症例が隠れている。

心電図変化がはっきりしない場合でも、症状が残存しているならば常に心筋梗塞を疑い続ける必要がある。

一度経験した症例と同様の症例に思わぬタイミングで出遭うことがある。経験症例を大切にしよう!