研修医の足跡

初期研修医の実際の毎日をご紹介

令和4年10月11日 朝の勉強会

担当Y先生 テーマ「軽傷外傷」

救急外来で軽症外傷の評価をする。

キシロカインの使用法を知る。

急性創傷 → 皮膚欠損あり → 損傷が皮下組織に及ぶ → 汚染、壊死組織のコントロールが不完全

 開放、二期的閉鎖(挫創、咬創など)

急性創傷 → 皮膚欠損あり → 損傷が皮下組織に及ぶ → 汚染、壊死組織のコントロールが可能

 縫合+被覆材で閉鎖(挫創、裂創など)

急性創傷 → 皮膚欠損あり → 損傷が真皮までにとどまる

 被覆材で閉鎖(擦過創など)

急性創傷 → 皮膚欠損なし → 汚染、壊死組織のコントロールが不完全

 開放、ドレナージ、二期的閉鎖(咬創、刺創など)

急性創傷 → 皮膚欠損なし → 汚染、壊死組織のコントロールが可能

 縫合閉鎖(切創、裂創など)

take home message

外傷がきたらまずは、

  • いつ、どこでを確認し、創部・血行・神経・運動を評価。
  • キシロカインは指/趾・陰茎・耳にはEなし。
  • 局麻は臥位で創面から細い針(25-27G)で 刺入し、ゆっくり注入。