担当Y先生 テーマ「小児異物誤飲」
小児の異物誤飲で確認すべきポイントがわかるようになる
9ヶ月 女児
17時35分頃におもちゃの笛(吹き戻し)が1本壊れていた。
2本目をちょうど壊しており、その中から金具が出てきた。
1本目の金具が見つからず、周囲や口の中を探しても見つからなかった。
金具を飲み込んだのではないかと思い、受診。
緊急除去が必要な異物誤飲 |
①気道閉塞の徴候がある
②完全に近い食道閉塞(患者が唾を飲み込めない)
③鋭利なもの、長いもの
(5歳未満:2.5cm以上、5歳以上で5cm以上)
④複数個の磁石
⑤ボタン電池が食道にある
⑥炎症や腸閉塞を示唆する徴候(発熱、腹痛、嘔吐)がある
Take home message
全身状態や症状の有無を確認 → 処置すべきか、緊急性の判断 いつ、何を、どのくらい飲み込んだのかを確認 → 誤飲したものに応じて対応 画像検査で誤飲の有無、位置、形状の確認をする → 誤飲物の位置や形状に応じて対応 |