研修医の足跡

初期研修医の実際の毎日をご紹介

令和5年6月22日 白熱教室

放射線科 杉浦先生 テーマ「急性腹症」

目標

急性腹症とはなにかを知る。

腹膜腔についての解剖的理解を深める。

急性腹症でCTを撮るときの注意点を把握する。

CT検査コメントの書き方を理解する。

急性腹症とは

急激な腹痛を訴え、直ちに内科的あるいは

外科的処置を必要とする疾患群

 急性虫垂炎(28%)、急性胆嚢炎(9.7%)、

 小腸閉塞(4.1%)、婦人科疾患(4%)、

 急性膵炎(2.9%)、尿路疾患(2.9%)、

 消化性潰瘍(2.9%)

CT検査のコメントの書き方 うれしい例

 

右上腹部痛。本日12時昼食後、14時から上記訴えあり。最終排便2日前、普通便。右上腹部を最大とした腹部の圧痛あり、反跳痛なし。20歳時に虫垂切除術後。今までに同様のエピソードなし。胆嚢炎や腸閉塞を疑っている。