放射線科 杉浦先生 テーマ「急性腹症」
目標 急性腹症とはなにかを知る。 腹膜腔についての解剖的理解を深める。 急性腹症でCTを撮るときの注意点を把握する。 CT検査コメントの書き方を理解する。 |
急性腹症とは
急激な腹痛を訴え、直ちに内科的あるいは
外科的処置を必要とする疾患群
急性虫垂炎(28%)、急性胆嚢炎(9.7%)、
小腸閉塞(4.1%)、婦人科疾患(4%)、
急性膵炎(2.9%)、尿路疾患(2.9%)、
消化性潰瘍(2.9%)
CT検査のコメントの書き方 うれしい例
右上腹部痛。本日12時昼食後、14時から上記訴えあり。最終排便2日前、普通便。右上腹部を最大とした腹部の圧痛あり、反跳痛なし。20歳時に虫垂切除術後。今までに同様のエピソードなし。胆嚢炎や腸閉塞を疑っている。 |