テーマ「Ai」 I先生
目標
Aiの適応や特徴について説明できる
死後変化や蘇生術後変化に特徴的な所見を認識する
Aiで検出しやすい疾患やそうでない疾患があることを理解し、自分なりに読影してみようと思えるようになる
Aiの適応
【1】小児死亡全例(14歳以下)
【2】外因死およびその疑いがあるもの
不慮の事故・自殺・他殺・死亡に至った原因が不詳の外因死
【3】診療行為に関連した死亡
【4】死因が明らかでない死亡 病死か外因死か不明の場合
【5】その他 医師が死亡診断書(死体検案書)の作成あるいは医学の
発展のために必要と判断した場合 遺族が死因究明を望んだ場合
身元が明らかでない者の死亡
take home message
・わが国では解剖症例が少なく、CT台数が多いことから、広くAiが用いられている ・Aiは外傷でかなり有用であるが、梗塞や血栓の検出には不向きで、内因死では死因が特定できないことも多い ・死後変化や蘇生術後変化を認識し、チェックリストの活用などにより所見を拾い上げることが重要である |