研修医の足跡

初期研修医の実際の毎日をご紹介

令和4年11月11日 朝の勉強会

テーマ 「胸痛」G先生

70歳代 男性 主訴 胸痛

【現病歴】 受診日の午前2時ごろから突然の胸痛が出現、経過を見ていたが症状は改善しなかった。3時ごろには気持ち悪くなり1度嘔吐した。右背部の痛みも出現し、冷や汗も出始めて止まらないため午前4時に救急外来を受診し、本症例診断は「胆石発作」である。

killer chest pein

×大動脈解離

×急性冠症候群(急性心筋梗塞、不安定狭心症)

×肺血栓塞栓症

×緊張性気胸

×特発性食道破裂

take home message

胸痛をきたす疾患は多数あり、緊急度・重症度が高い疾患も多い。

必要と考える検査はためらわずに施行する。

胆石発作は急性胆嚢炎との鑑別が重要。