研修医の足跡
12月19日 学生研修医合同勉強会 テーマ「ACP」
目標
アドバンス ケア プランニング(ACP)について考える
1)ACPを自分のこととして考えて、語る
2)SDMを体験する
ロールプレイをして、色々な視点が大切だと学んだ
日頃 あまり考えていなかったけど、普段の診療にも活かせると思った
12月6日 共感力向上セミナー&攻める問診2024 at長野中央病院
アンガーマネージメントや一人一人と対話をしながらの講演会全てが学びでした
ただ今◯◯研修中 11月
下伊那厚生病院
地元である高森町を中心に、下伊那北部地域の地域医療を学ぶことが出来ました。
ただ今◯◯研修中 11月
県立こども病院 小児集中治療科(PICU)
小児集中治療のやりがい・重要性を強く実感しました。エコー下穿刺・Aライン確保や抜管、呼吸器設定調整、水分栄養管理などを経験させていただき、濃密な4週間を過ごすことができました。
11月30日 プライマリ・ケア連合学会長野県支部大会
一年目研修医E先生が症例提示を行いました
SDH(Social Determinants of Health)を皆で考え、グループワークをしました
新たな学び 楽しかった
11月27日 新人合同勉強会 テーマ 「多職種協働」
少しでも心地よく働くために多職種連携をスムーズに進める方法を皆で考えました
明日から少し心を軽くして仕事をするヒントを言語化する取り組みをしました
11月20日 学生研修医合同勉強会 テーマ「退院支援」
多職種と積極的に連携して患者さんや患者さん家族を支えることを学びました
11月8日 坂本先生勉強会 with 長野中央病院
11月4日 飯田市立病院ICLS
最初の10分間の心肺蘇生鑑別診断をし、原因に基づいた治療が大切
チームダイナミクス大切
10月31日 新患外来カンファレンス
研修医も学生も真剣に鑑別診断中です
問診 身体所見から鑑別診断を絞り込む!
ただ今◯◯研修中10月②
外科
縫合やラパロ技術、術前検査や術後の管理など多くを学ばせていただきました。
10月12日南信医学会
2年目S先生が発表しました
キイトルーダによるirAE心筋炎の怖さを伝えることができました
ただ今◯◯研修中10月①
飯田病院精神科
飯田病院で4週間精神科を研修しました。
外来では新患の予診をとらせていただき、その後先生の診察に陪席させていただくことで精神疾患への理解が深まりました。
ただ今◯◯研修中 9月④
ただ今◯◯研修中 9月③
ただ今◯◯研修中 9月②
9月30日 長野中央病院専攻医 河野先生研修終了
9月28日 よこね田んぼ 稲刈り
9月20日 坂本先生勉強会 テーマ「胸痛」
9月22日 内科学会信越地方会
令和6年9月3日 信州大学医学部 地域枠学生実習
感想
信州大学医学部地域枠学生が1日実習に来てくれました。
午前は、骨折患者が救急外来を受診した時の病院内検査シミュレーションやBLS実習を研修医が企画して実践しました。
午後は白子先生をお招きして災害医療の実践的勉強会
楽しかった!
学生さんから感謝の手紙も届きました。
2月 ただいま 〇〇中
こころの医療センター
工作や運動といったOTを通じて、子どもたちの活発さに翻弄された4週間でした。普段診療する事の少ない精神疾患について、基礎的な部分から学ぶんことができました。
ただいま 〇〇研修中 3月
腎臓内科
腎臓内科では慢性腎臓病の管理や血液透析を含む血液浄化療法、急性腎障害の鑑別や治療、腎炎に対するアプローチなど、様々なことを学べました。
めちゃくちゃ楽しかったです。
ただいま 〇〇研修中 4月
形成外科
現在、形成外科を回っております。
シーネの固定や、包帯の巻き方など様々なことを学んでいます!
ただいま 〇〇研修中 5月
信大救急
希望を通していただき、信大救急で研修させていただきました。
飯田で学んだことを生かし、集中治療を通して新たに沢山のことを学びました。
ただいま 〇〇研修中 5月
消化器内科
模型を用いて内視鏡の練習をしています。
見学も含めてたくさんの学びがあり、日々勉強になります。
ただいま 〇〇研修中 6月
外科
パットを用いて縫合の練習をしています。
実際に患者さんの皮膚を縫合することもあり多くのことを学べました。
ただいま 〇〇研修中 6月
循環器内科
ポータブルエコーを用いて練習をしています。
心エコー室では実際に患者さんに当てるなど、実践的な経験をさせて頂いてます。
ただいま 〇〇研修中 6月
脳神経外科
慎重に穿頭血腫除去をしました。
CT所見が改善して、患者さんが劇的に元気になった姿を見ると感動します。
ただいま 〇〇研修中 7月
心臓血管外科
心臓血管外科における術後管理や手術適応について学ぶことができました。
経胸壁心エコーの描出、計測も上達することができたように思います。
ただいま 〇〇研修中 7月
救急科
救急車搬送にも少しずつですが対応できるようになり、初期評価を迅速に行えるようになりました。
また、E-FASTを用いて出血や気胸の評価を出来るようになりました。
ただいま 〇〇研修中 7月
輝山会病院(地域研修)
家に帰ってきた後も訪問リハビリでできることを増やせます。
患者さんの自信がついていく様子をみるとリハビリの大切さを感じます。
ただいま 〇〇研修中 8月
こころの医療センター (精神科)
工作や運動といったOTを通じて、普段診療する事の少ない精神疾患について理解を深めることが出来ました。
令和6年5月10日 「先天性難聴1000人に1.62人」
信毎新聞記事より抜粋
当院で初期研修をした、信州大学医学部耳鼻咽喉科頭頸部外科学教室「吉村豪兼講師」が信毎新聞に掲載されていました!
令和6年5月11日 信州GIM&FMに参加してきました
感想
★患者さんのライフスタイルを大切にする人生の物語を知ることの大切さを学びました!
★well beinngに焦点を当てる、全体を構造で見ることを教えてもらいました!
★人を診ることは、病気を診るだけではないことを改めて感じました!
ただいま 〇〇研修中 4月
総合内科
あっという間の5週間でした。
熱心に指導していただき、学んだことを自分の中の糧にして今後も頑張ります!
ただいま 〇〇研修中 4月
麻酔科
気管挿管やCV挿入、腰椎麻酔などの様々な手技や全身管理を実践することができました!
ただいま 〇〇研修中 3月
耳鼻咽喉科
4月の入局に向けて様々なことを経験し、手厚いご指導を頂きました。
3月は扁桃摘出術が多く、実際に手術を行うなかでポイントが分かるようになってきました。写真は術後の患者さんの回診の様子です。
学んだことを活かし、これからも頑張って参ります。
旅立ちの日
旅立ち
3月24日にランチ振り返り会開催しました!
2年生が7名旅立ち、1年生が1名信大に旅立ちました。
研修修了発表会 3月6日
思い出の症例発表を行いました!
外科系ハンズオン 4月15日
縫合トレーニング
縫合トレーニングを行いました!
外科のM先生、産婦人科のA先生・I先生が忙しい中指導してくださいました!
1年目たすきがけY先生 最後の朝勉強会
慢性腎臓病
慢性腎臓病(CKD)の管理についての勉強会でした。
令和6年5月23日 白熱教室 放射線科 松田先生
白熱教室
急性腹症の画像を学びました!
画像は病歴をもとに、じっくりガッツリ読む!
令和6年5月24日 朝の勉強会 副センター長 赤沼先生
最終勉強会
循環器の楽しさ、やりがいを教わりました!
長い間、ありがとうございました!
令和6年6月14日 朝の勉強会 副センター長 池田先生
朝の勉強会
SDHについて学び、ロールプレイもしました!
令和6年7月24日 福留先生 「SDH勉強会」
SDH勉強会
健康の社会的決定要因(Social determinants of health:SDH)についてグループワークをしました。
Take home message
1 (医者が)「困った患者さん」は、患者さん自身が「困っている」ことを抱えているのでは?と立ち止まろう
2 SDHの視点をもとう
3 多職種に協力を求めよう
令和6年7月27日 AHA-ACLSセミナー 参加
AHA-ACLSセミナー
↓救命のためには↓
★正しい知識と正しいスキルが大切!
★正しいスキルの習得にはoff the jobが必要!
令和6年8月2日 200X年研修医 整形外科腫瘍班ホープ来飯
整形外科腫瘍班ホープ来飯
共に学び 共に成長してきた研修医君たち!
修了後さらに成長した本人と再会できるのは極上の喜びです♪
令和6年8月9日~10日 日本医学教育学会@板橋
日本医学教育学会
発表してきました!
シンポジウム
現場からPG-EPOCの活用を考える
「飯田市立病院におけるPG-EPOCでの研修医評価」
庶務課 臨床研修担当 久保田
シンポジウム
臨床研修を練る会議〜臨床研修制度のいまとこれからを語り合う〜
「研修医は、一般外来研修を指導医、メディカルスタッフと共に成長の場に」
研修センター長 白籏
令和6年8月14日 201x年研修医の近況報告
日本医学教育学会
201x年研修医より近況報告のお便りをいただきました!
一緒に桃も頂いてしまいました♪
令和6年8月7日 よこね田んぼ 案山子設置
案山子設置
よこね田んぼ 案山子コンクールに出品しました!
稲が立派に育っています!
令和6年6月15日 ICLS指導医養成ワークショップ
ICLS指導医養成ワークショップ
実際にやると難しい…。
建設的に、双方向性にファシリテーション!
令和6年6月16日 日本内科学会認定JMECC
日本内科学会認定JMECC
内科医として急変対応を迅速に!
令和6年6月30日 緩和ケアセミナー
緩和ケアセミナー
「多職種で支える」「繋げる大切さ」を学びました!
令和6年6月14日 信州大学脳神経外科医 F先生降臨
F先生降臨
新臨床研修生後3期生が、立派になって、当院の脳外科手術のお手伝いにきてくれました!
成長した姿は、みんなの励みになります!
令和6年5月27日 キラキラ研修会「検査科」
キラキラ研修会
1年生の目標👉異常データが認められた際に、不適切な採血等の可能性を考慮してデータの判読をする。
2年生の目標👉異常データが認められた際に、不適切な採血等の可能性を考慮してデータの判読をする。さらに、その後適切な対応ができる。
さくら、満開です!
1年目研修医の6名を迎え、精鋭11名で本年度も頑張ります!
医局会で一年目が所信表明しました
令和6年4月26日 長野中央病院R先生
修了証授与式
1ヶ月間放射線科研修の修了証授与式を行いました♪
感想
色々な画像の読影が系統立てて学べて良かったです!
令和6年5月17日 坂本先生 救急セミナー
救急セミナー
今回も長野中央病院さんにコラボさせていただ「坂本先生の救急セミナーに」参加しました。
不安な救急が少し好きになりました。
令和6年5月18日 よこね田んぼ田植え
よこね田んぼ田植え
本年度も地元の方々と田植えをしてきました。
僕たちも実り多く育ちたい!
令和6年5月20日 学生合同勉強会
学生合同勉強会
介護老人保健施設「ゆうゆう」で勉強会をしてきました。
高齢者の入院時には病気だけではなく、生活状況・社会的背景を確認すること!
令和6年5月18日 AHA-BLS
AHA-BLS
正しく適切に…。
分かっていても難しい…。
令和6年6月5日 ICLS
ICLS
チーム医療の大切さを実践的に学びました!
研修医がアシスタントインストラクターとして参加しました!
令和6年3月11日 Y先生 旅立ちの日
令和6年2月20日 学生研修医合同勉強会
テーマ「病棟急変」
病棟急変ABCDをシミュレーションで学習しました。
令和6年3月5日 研修修了発表会
2年間の集大成
思い出深い症例発表をしました。
それぞれ成長!
1、上咽頭アミロイドーシスの一例 山岡先生
2、有機リン中毒による自殺企図の一例 井澤将先生
3、脳CT,MRIで経過を追えた低血糖脳症の一例 井澤薫先生
4、保存的治療で治癒した急性特発性脊髄硬膜外血種の1例 大崎先生
5、眼球運動障害を認めなかった非典型的Miller-Fisher症候群の一例 竹中先生
6、内分泌治療中に神経内分泌癌化を起こした前立腺癌の1例 後藤先生
7、V-indexが診断に寄与した髄液VZV DNA陰性の帯状疱疹性髄膜脳炎の1例 山口先生
令和6年2月18日 救急 坂本壮先生勉強会(主催 長野中央病院)
zoomで参加しました。
クイズ一位をとってサイン入り壮先生本をいただきました。
令和6年3月8日 朝の勉強会 Y先生
テーマ「CKD管理」
令和6年4月22日 新人合同研修会
テーマ「感染対策」
・感染対策の基礎を学びました!
・フルPPE着脱も初めて体験!
現場でもきちんとできるようになりたいです。
令和6年4月23日 内科カンファレンス
症例提示デビュー
1年目研修医が内科カンファレンス症例提示デビューしました!
感想
めっちゃ緊張しましたが、もっと上手くなりたいです!
令和6年4月25日 研修医勉強会
テーマ「臨床推論」
take home message
1.情報収集をしたら、SQを立てる。
2.鑑別疾患は可能性の高いもの、可能性は低いが見逃してはいけないものを挙げる。
3.system1 systme2を行き来する。
令和6年5月7日 朝の勉強会
テーマ「尿路結石」担当S先生
take home message
★尿路路結石を疑った際に行う検査
⇒尿検査,、腹部エコー、腹部CT検査、 腎
★尿管膀胱単純X線写真(KUB)
★尿路結石発作に対する適切な鎮痛薬
⇒第一選択はNSAIDs(ジクロフェナク)
⇒効果不十分の場合はオピオイド受容体部分作動薬(ペンタゾシン)
⇒妊婦例に対してはアセトアミノフェン
ある日の医局
2月 ただいま 〇〇中
泌尿器科
温かい御指導のもと、様々な手技を経験させていただきました。泌尿器科疾患を疑った際の診察や検査、治療の概要を学ぶことができたので、今後の診療に活かしていこうと思います。
3月 ただいま 〇〇中
呼吸器内科
胸部の理学所見の取り方や解釈をご指導いただきました。
聴こえる音を予想して聴診すると不思議と今までは聴こえなかった音も聴こえるようになり、また呼吸器疾患について触診や打診でも多くの情報が得られるということを学びました。
ただ今◯◯研修中 9月①
ただ今〇〇研修中 1月
令和6年1月25日 坂本壮先生勉強会
ただ今〇〇研修中 12月
令和6年1月15日 キラキラ研修会
学生研修医合同勉強会 1月
昭和伊南総合病院 研修医 古舘先生 眼科研修修了
令和5年12月18日 キラキラ研修会
令和5年12月14日 第2回CPC
指導医白熱教室 12月
ただ今〇〇研修中 12月
ただ今〇〇研修中 12月
研修医 令和5年の漢字
令和5年11月28日 救急出張報告
令和5年11月27日 学生新人合同研修会
令和5年11月23日 ICLS指導者ワークショップ
令和5年11月20日 きらきら研修会
令和5年11月2日 出張報告
坂本壮先生 オンライン勉強会
令和5年11月 学生研修医合同勉強会
ただ今〇〇研修中 11月
ただ今〇〇研修中 11月
ただ今〇〇研修中 11月
令和5年10月28日 飯田ICLS
ただ今〇〇研修中 10月
整形外科 たくさん手術に参加させていただいています。 患者さんが、手術後元気に歩いている姿を見ると、やりがいを感じます。 |
ただ今〇〇研修中 10月
ただ今〇〇研修中 10月
令和5年9月30日 信州医学英語フォーラム
英語による症例発表、ディスカッション、その後、身体所見の取り方をまなびました
できないなりにもチャレンジすることで、英語能力を身につけていきたいです。
令和5年9月29日 大学のエキスパートCPC参加
令和5年9月27日 学生研修医合同勉強会
令和5年9月23日 よこね田んぼ 稲刈りしました
ただ今〇〇研修中 9月
ただ今〇〇研修中 9月
ただ今〇〇研修中 9月
令和5年9月15日 朝の勉強会
テーマ「腸閉塞」 S先生
目標 ・腸閉塞とイレウスの違いが分かる ・腸閉塞を疑った時に行う検査がわかる |
症例 30歳代 男性
主訴: 嘔気, 心窩部痛
現病歴
X-1日の15時より, 間欠的な心窩部痛と嘔気が出現し, 持続.
X日に他院を受診したところ, 腹部Xpでniveauを指摘され, 腸閉塞が疑われたため, 同日に当院内科外来を受診
take home message
・腸閉塞とイレウスの違い →腸管に物理的な閉塞があるか(腸閉塞),ないか(イレウス). ・腸閉塞を疑った時に行う検査 →まず問診, 身体診察. 腹部Xpでガス像やniveauを確認する. →腹部エコーで腸管蠕動や腸管の拡張を評価する. →腹部造影CTで閉塞機転等を探す. |
令和5年9月12日 朝の勉強会
テーマ「血液ガス」 M先生
目標
|
静脈血と動脈血の違い PaO2(動脈)=PO2(静脈) +(50~60) (Torr) SaO2(動脈) = SO2(静脈)+20 (%) pH(動脈)=pH(静脈)+0.03 PaCO2(動脈)=PCO2(静脈)-8 (Torr) HCO3-(動脈)=HCO3-(静脈)-2 (mEq/L) BE(動脈)=BE(静脈)-2 (mEq/L) |
take home message
|
出張報告 第4回医学生・研修医のための腫瘍内科セミナー
令和5年9月11日 きらきら研修会
出張報告 第26回日本臨床救急医学会総会
令和5年9月8日 朝の勉強会
令和5年9月5日 朝の勉強会
8月 救急センターホットライン対応試験合格 I先生
8月 ただ今〇〇 研修中
令和5年8月31日 信州大学地域枠学生病院実習
令和5年8月29日 朝の勉強会
テーマ「熱性けいれん」 Y先生
目標 ・熱性けいれんの定義・分類がわかる ・熱性けいれんの初期対応がわかる ・入院、帰宅の判断、保護者への説明ができる |
有熱時発作の初期対応
生後6か月~60か月の有熱時発作
↓
受診時に5分以上、持続しているか?
↓ ↓
止まっている 持続している
↓ ↓
遷延性の発作、髄膜刺激症状、意識障害、 ①ジアゼパム、ミタゾラム、ロラゼパム
大泉門膨隆など中枢神経感染症を疑う所 いずれかの静注、またはミタゾラムの
見があるか? 口腔内投与
↓ ↓ ②上記が困難な施設では二次医療施設へ
↓ ↓ 搬送をするが、その際はジアゼパム坐
↓ ↓ 剤を使用してもよい
↓ない ↓ある ↓
全身状態の不良 頭部画像検査、 発作が止まったか?
脱水所見などあ 血液検査、髄液検査 ↓ ↓
るか? 止まった 止まらない(その他の治療)
↓ない ↓ある ↓
↓ 血液検査 頭部画像検査、髄液検査、脳波検査の適応を考慮する
↓ ↓
応急処置としての当日のジアゼパム坐剤の予防投与は
ルーチンには不要
①医療機関、地域医療の救急体制
②医療機関へのアクセス
③家族の不安
など、社会的な要因を加味し、その使用は総合的に判断する
take home message
・熱性けいれんは、おもに生後6ヶ月〜5歳までの乳幼児に起こる。 ・発熱に伴う発作性疾患で単純型・複雑型に分類される。 ・けいれんが自然頓挫していれば、重症疾患示唆する所見がないか確認し、問 題なければ経過観察。 ・けいれん持続していれば、気道確保・酸素投与・ルート確保を行い、抗けい れん薬投与(ルート確保できない時は頬粘膜投与)。 ・同一発熱機会の複数回のけいれん、意識障害遷延、神経学的異常など認めた 場合は入院を考慮。 ・帰宅の場合は、保護者の不安を煽らない事に注意し、病院に受診が必要な場 合の説明を行う。 |
令和5年8月26.27日 AHA ACLSプロバイダーコース
令和5年8月24日 きらきら研修会
令和5年8月7日 きらきら研修会
ただ今◯◯研修中
令和5年8月25日 朝の勉強会
テーマ「多発外傷」 T先生
70歳代女性 主訴:背部痛
背景:2015年に右乳癌術後。多発骨転移(Th9~Th12, L2, L4, 恥骨)
現病歴:X日に外で作業中, 土手から約1m転落し, 金属製の側溝の蓋で背部を強打. その際出血や目に見える外傷, 頭部打撲はなし.左背部痛を自覚し, 左肩挙上による疼痛, 左肩挙上不良も認めた. 転落後, 疼痛悪化で歩行困難となり, 当院救急外来を車椅子で受診した.
受診時バイタル:体温:36.7℃, 脈拍65回/分, 血圧157/84mmHg,SpO2: 96%(room air), 呼吸数24回/分
病 的 骨 折 骨が脆いと、健康な骨ならば骨折を起こさないような小さな外力でも骨折してしまう。「病的骨折」 ・骨粗鬆症 ・原発性悪性骨肉腫瘍 骨肉腫、軟骨肉腫、ユーイング肉腫、骨巨細胞腫 ・転移性骨腫瘍 ○割合 ①乳がん(21.6%)、②肺癌(21.2%)、③前立腺癌(7.6%)、 ④腎細胞癌(7.5%)、⑤胃癌(6.8%)、⑥子宮癌(6.6%) |
take home message
外傷患者の診察では受傷機転に着目し, 重症度, 緊急度を推測する 外傷患者で一見身体が受けるエネルギーが少なそうな受傷機転でも, 骨粗鬆症, 骨転移などの基礎疾患がある場合は, 重症多発外傷を考慮する |
令和5年8月15日 朝の勉強会
テーマ「褥瘡」 I先生
目標
褥瘡のリスク因子がわかる.
褥瘡を評価するときに,
何に注目すればいいのかわかる
なぜ褥瘡はできるのか
①圧迫
↓
②虚血
↓ ←皮膚の脆弱性
③障害
↓
④褥瘡
take home message
→年齢,基礎疾患,栄養状態に注目
→まずは創がきれいか+湿っているか もっと詳しくはDESIGN-R |
褥瘡の評価 : DESIGN-R
D Depth 深さ
E Exudate 浸出液
S Size 大きさ
I Inflammation 炎症
G Granulation 肉芽組織
N Necrotic tissue 壊死組織
P Pocket ポケット
令和5年8月15日 朝の勉強会
テーマ「熱中症」 G先生
症例:80歳代男性 主訴:倦怠感・嘔吐
受診前日から倦怠感があった。受診日の昼過ぎに家族が様子を見に行くと嘔吐していたため、家族に連れられて受診。室内にエアコンはなく、窓も閉まっていた。
既往歴:糖尿病、内服薬:メトホルミン
意識レベル:JCSⅠ‐1 BT39.5℃、HR130/min、BP110/50mmHg、RR25/分、SpO2 97%(RA)
「熱中症」とは限らない
日本救急医学会熱中症分類2015(JAAM2015)
新分類 | 重症度 | 症状 | 治療 | 病態からみた分類 |
|
Ⅰ度 |
軽症 |
めまい 大量の発汗 欠伸、筋肉痛 筋肉の硬直(こむら返り) (意識障害を認めない) |
通常は現場で対応可能 →冷所での安静 体表冷却、経口的に水分とNaの補給
|
熱ストレス 熱浮腫 熱失神 熱けいれん
|
Ⅰ度の症状が徐々に改善している場合のみ、現場の応急処置と見守りでOK |
Ⅱ度 |
中等症 |
頭痛、嘔吐 倦怠感、虚脱感 集中力や判断力の低下 (JCS1以下)
|
医療機関での診察が必要 →体温管理、安静 充分な水分とNaの補給 (経口摂取が困難な時には点滴にて) |
熱疲労 |
Ⅱ度の症状が出現したり、Ⅰ度に改善が見られない場合、すぐ病院へ搬送する |
Ⅲ度 |
重症 |
下記の3つのうちいずれかを含む (1)中枢神経症状(意識障害≧JCS2、小脳症状、痙攣発作) (2)肝・腎機能障害(入院経過観察、入院加療が必要な程度の肝・腎障害) (3)血液凝固異常(急性期DIC診断基準(日本救急医学会)にてDICと診断) |
入院加療(場合により集中治療)が必要→体温管理 (体表冷却に加え体内冷却、血管内冷却などを追加) 呼吸、循環管理 DIC治療
|
熱射病 |
Ⅲ度か否かは救急隊員や病院到着後の診察・検査により診断される |
take home message
|
令和5年8月15日 朝の勉強会
テーマ「Ai」 I先生
目標
Aiの適応や特徴について説明できる
死後変化や蘇生術後変化に特徴的な所見を認識する
Aiで検出しやすい疾患やそうでない疾患があることを理解し、自分なりに読影してみようと思えるようになる
Aiの適応
【1】小児死亡全例(14歳以下)
【2】外因死およびその疑いがあるもの
不慮の事故・自殺・他殺・死亡に至った原因が不詳の外因死
【3】診療行為に関連した死亡
【4】死因が明らかでない死亡 病死か外因死か不明の場合
【5】その他 医師が死亡診断書(死体検案書)の作成あるいは医学の
発展のために必要と判断した場合 遺族が死因究明を望んだ場合
身元が明らかでない者の死亡
take home message
・わが国では解剖症例が少なく、CT台数が多いことから、広くAiが用いられている ・Aiは外傷でかなり有用であるが、梗塞や血栓の検出には不向きで、内因死では死因が特定できないことも多い ・死後変化や蘇生術後変化を認識し、チェックリストの活用などにより所見を拾い上げることが重要である |
令和5年8月8日 外科 白子先生
令和5年8月5日 我らがよこね田んぼに「かかし」登場
令和5年8月4日 朝の勉強会
ただ今◯◯研修中
ただ今◯◯研修中
令和5年7月29日 長野中央病院 救急セミナー参加
令和5年7月26日 学生研修医合同勉強会
令和5年7月25日 朝の勉強会
テーマ「喘息」 O先生
40歳代男性 [主 訴] 呼吸困難
[現病歴:フィリピン在住で2日前から日本に旅行に来ていた。昨日夕方から、滞在中の姉の自宅で呼吸困難・喘鳴が出現し、翌日未明(0時頃)救急外来をwalk-inで受診した。
既往歴:気管支喘息
内服歴:この時点では正確に聴取できず
アレルギー:同上
言語:英語 付き添いの姉は片言の日本語ができる。
take home message
|
令和5年7月21日 長野中央病院 k先生 産婦人科研修 修了
令和5年7月21日 朝の勉強会
テーマ「肺血栓塞栓症」
30歳代男性 [主 訴] 呼吸苦
[現病歴] X-10日,転倒して右下肢を骨折し,ギプス固定して過ごしていた.X-1 日,呼吸苦,意識消失,冷汗の自覚があり,X日に症状が改善しないため受診.
[既往歴] 右下肢骨折 家族歴] 特記事項なし [生活歴] 機会飲酒,喫煙歴なし
[身体所見]右下肢ギプス固定 下肢の腫脹なし
[バイタルサイン] BT 37.1℃, HR 110/分, SpO2 94%, BP 128/75mmHg, RR 16/分
take home message
◆肺血栓塞栓症とは,血栓が肺動脈を塞栓することで『肺高血圧,右心負荷,低酸素血症』を生じる病態. ◆診断は造影CT,除外は検査前確率とDダイマーでもできる. ◆治療は血行動態,重症度によって決める. ◆抗凝固薬は患者に合わせて選択する.原因検索して治療期間を決める |
令和5年7月18日 朝の勉強会
テーマ「腹痛」Y先生
50歳代女性 主訴 腹痛
【現病歴】
X-3 日 背中と腹部に痛み(背中<腹部)
X-2日 かかりつけ医を受診→血尿と腎結石を指摘された.カロナールを処方されたが腹部違和感が継続.
X日 19:00 夕 20:00 痛みが増悪
腹痛の部位と想起される疾患 |
腹痛と背部痛を訴える患者で鑑別すべき疾患は? |
---|
後腹膜病変に注意すべきである。 |
ショックを伴う腹部中心部の激しい疼痛で鑑別すべき疾患は? |
急性膵炎、上腸間膜動脈閉塞症、腹腔内出血、大動脈瘤破裂、大動脈解離、消化管穿孔や腸管壊死、 |
上腸間膜動脈に関連する病変 急性腹症の1%腸間膜虚血
上腸間膜動脈閉塞症 |
a.塞栓症(血栓:心疾患由来)50% b.血栓症(動脈硬化など)25% c.解離による閉塞 d.血管炎による閉塞 |
非閉塞性腸管虚血(NOMI) | 20% |
上腸間膜動脈症候群 |
上腸間膜動脈と大動脈の間に 十二指腸が挟まれる |
take home message
●広範囲の腹痛では腸間膜虚血を鑑別に 急性腹症の1%は腸間膜虚血 ●結石と虫垂炎と遊離ガスは単純CTでも診断可能 臓器虚血, 血管病変, 膵炎等々は造影CT まるCTはちゃんと読影に出しましょう |
令和5年7月10日 虹が綺麗でした
令和5年7月7日 朝の勉強会
テーマ「マムシ咬傷」M先生
90歳代 男性 主訴 マムシ咬傷
【既往歴】高血圧症
【内服薬】バルサルタン、ベニジピン
【現病歴】
X日にマムシを確認するために出かけた。午前11時40分ごろにマムシが飛び出してきたため右手で捕まえ、左手の鎌で叩こうとしたところ、右手親指をマムシにかまれた。自分で血を吸いながら自宅に戻ったが、右手・腕の疼痛と腫脹を認めたため午後0時55分に救急外来を受診した。
take home message
|
ただ今◯◯研修中
令和5年6月30日 学生研修医合同勉強会
令和5年6月30日 朝の勉強会
テーマ「脳震盪」S先生
10歳代 女性
主訴:嘔気
・午前中の空手の大会で相手の打撃が2.3発顔に入ってその時ふらついた。試合時間や負けたことは覚えている。試合後ぼんやりしていたため部活の顧問に心配されて救外受診
take home message
・頭部打撲した患者で意識障害や片麻痺などの神経症状を認めた場合直ちに画像検査 ・脳振盪かな?と思ったら「外傷後の注意事項」について説明し慎重に経過をみてもらうことが大事。 間違っても運動させないように |
脳振動後の対応
段階的な協議への復帰
段階 | 目的 | 活動/運動 | 各段階の目標 |
---|---|---|---|
1 | 症状を憎悪させない範囲での活動 | 症状を誘発しない範囲の日常動作 |
就業や学校生活の段階的な再開
|
2 |
軽い有酸素運動 |
ウォーキングやエアロバイクを用いた緩徐から中等度の運動 筋力トレーニングは避ける |
心拍数の増加 |
3 | スポーツの特性に合わせた運動 | ランニングやスケートなど、頭部への衝撃や回転を伴わない運動 | 運動(負荷)の追加 |
4 | 接触プレーのない運動 |
より負荷の高い練習(パス練習など) より高負荷の筋力トレーニングの開始 |
練習、調整、思考力の増加
|
5 | 接触プレーを含む練習 | メディカルチェックを受けた後に通常練習 | 自信の回復、コーチによる競技上の技術の評価 |
6 |
スポーツ活動復帰 |
競技(試合)復帰 |
|
令和5年6月28日 指導医白熱教室
ただ今◯◯研修中
令和5年6月27日 朝の勉強会
テーマ「高カリウム血症」 K先生
目標 高カリウム血症の診断、治療を理解する。 |
70歳代 男性 walk in
【主訴】
1ヶ月前くらいからの咳や痰
【vital sign】
BT 36.9℃、
呼吸数 20回、SpO2 95%(RA)
脈拍 85回、血圧 115/70
緊急的処置→15〜30分で効果出現
カリウムの細胞内へのシフトを促すことで、低カリウム血症改善を図る、GI療法を実施する。
投与例:
50%ブドウ糖液40mL + インスリン(ヒューマリン®︎)5〜8単位
インスリン(単位):グルコース(g)=1:4~1:2.5
高カリウム血症の原因
1.偽性高カリウム血症
・機械的溶血、採血時の陰圧の影響、長時間の検体放置 ➡ 採血再提出
・白血球増多症、白血球増加(>5万/m㎥) :凝固時に細胞内カリウムが放出 ➡ 血清でなく血漿でカリウム値を再検
・本態性血小板血症、血小板増加(>100万/m㎥):凝固時に細胞内カリウムが放出 ➡ 血清でなく血漿でカリウム値を再検
2.カリウム過剰摂取/負荷
・大量の保存血輸血や大量の消化管出血がある
・慢性腎臓病(CKD)患者がカリウム含有量の高いものを摂取
・腎機能が正常でも一度に大量のカリウム(160mEq以上)を摂取すると血清カリウム濃度が7.0~8.0mEq/L以上となることがある。
3.細胞内から細胞外への移動
・外傷
・横紋筋融解症
・大量の溶血
・高浸透圧(高血糖など)
4.腎臓でのカリウム排泄障害:最も多い原因
・高度腎不全(GFR<5mL/min)
・皮質集合管の機能障害
・鉱質コルチコイド作用低下(低アルドステロン症)
5.薬剤
・レニン-アンジオテンシン系阻害薬(ACE阻害薬、アンジオテンシン受容体拮抗薬【ARB】、アルドステロン拮抗薬、レニン拮抗薬)
・カリウム製剤
take home message
採血でカリウム高値であった場合、まずは偽性の除外をする。 12誘導心電図や症状を確認し、直ちに初期治療を開始する。 初期治療を進めるとともに、高カリウム血症をきたした原因の検索を進める。 |
長野中央病院 S先生ありがとう
令和5年6月23日 朝の勉強会
テーマ「急性膵炎」 S先生
急性膵炎の診断基準
1.上腹部に急性腹痛発作と圧痛がある
2.血中または尿中に膵酵素※の上昇がある。
3.超音波、CTまたはMRIで膵に急性腹症に伴う異常所見がある
以上3項目中2項目以上を満たし、他の膵疾患及び急性腹症を除外したものを急性膵炎と診断する。
※膵酵素は膵特異性の高いもの(膵アミラーゼ、リパーゼなど)を測定することが望ましい。
急性膵炎が起きると炎症はどのように広がる…?
膵の局所のみに炎症が起きると…
●炎症部位の膵実質の腫大
●周囲への炎症波及
・前腎筋膜、後腎筋膜の肥厚
・前腎傍腔への液貯留
・脂肪織濃度上昇
take home message
急性腹症の原因の一つである急性膵炎は、重症例では死亡に至ることもある。 重症度の判定に画像も適切に有効に使えるようになれば、今後、予後の予測、治療介入の必要性の判断に役に立つ。 |
令和5年6月22日 白熱教室
放射線科 杉浦先生 テーマ「急性腹症」
目標 急性腹症とはなにかを知る。 腹膜腔についての解剖的理解を深める。 急性腹症でCTを撮るときの注意点を把握する。 CT検査コメントの書き方を理解する。 |
急性腹症とは
急激な腹痛を訴え、直ちに内科的あるいは
外科的処置を必要とする疾患群
急性虫垂炎(28%)、急性胆嚢炎(9.7%)、
小腸閉塞(4.1%)、婦人科疾患(4%)、
急性膵炎(2.9%)、尿路疾患(2.9%)、
消化性潰瘍(2.9%)
CT検査のコメントの書き方 うれしい例
右上腹部痛。本日12時昼食後、14時から上記訴えあり。最終排便2日前、普通便。右上腹部を最大とした腹部の圧痛あり、反跳痛なし。20歳時に虫垂切除術後。今までに同様のエピソードなし。胆嚢炎や腸閉塞を疑っている。 |
令和5年6月18日 飯田JMECC
令和5年6月20日 朝の勉強会
テーマ「めまい」 Y先生
目標 めまい救急診療における問診と身体所見の重要性がわかる。 めまい救急診療におけるCTやMRIの有用性と限界がわかる。 |
症例
40歳代女性
・夜に家でくつろいでいたら、突然の回転性めまいが出現して体動困難となり救急要請
・左向き水平方向眼振あり
・左耳鳴、耳閉塞感あり 急性前庭症候群
・Head impulse test陽性 HINTSは抹消パターン
→1時間ほど経過観察すると自然軽快
後日耳鼻科受診→Meniere病
take home message
TimingとTriggerの有無で3つに分ける。 眼振のある急性前庭症候群ではHINTSをDeadly Dsを探す。 ルーチンの頭部CT検査は推奨されない。 |
出張報告 O先生
出張報告 O先生
令和5年6月16日 朝の勉強会
テーマ「帯状疱疹」 O先生
目標 common diseaseである帯状疱疹の救急外来での診断・対応・治療について学ぶ。 |
20歳代 男性
主訴:1週間まえからの頭痛
頭痛改善せず増悪したため来院
バイタル
体温:36.0℃ 呼吸数16回/分
脈拍80回/分 血圧136//78mmHg、
学び
帯状疱疹は、痛みの出現から水疱を生じるまで1週間以上かかることもある。
専門科の先生でも、帯状疱疹を最初から診断することは難しい。
(帰宅させる場合には)頭痛だから神経内科と決めつけず、発疹時には速やかに皮膚科に受診できるようにする。
take home message
片側の三叉神経痛・肋間神経痛をはじめ、片側に偏った痛みでは、皮疹がなくとも帯状疱疹を鑑別に入れる。 帯状疱疹は初診では診断が難しいことも多く、疑った時点で抗ウイルス薬を開始するか、速やかに再診フォローが出来る状態を整えておく。 帯状疱疹は軽症例であれば内服のみで問題なく治療が可能であるが、重症例では皮膚科へのコンサルトが望ましい。いずれにせよ、内服開始前に血液検査は行っておく。 |
ただ今〇〇研修中
ただ今〇〇研修中
令和5年5月29日 きらきら研修会
令和5年5月27日 飯田ICLS
令和5年5月26日 朝の勉強会
テーマ「意識障害」 Y先生
症例 80歳代 男性
【現病歴】お茶の後、16時頃に部屋に休みに行った。17時くらいにくたっとした様子で反応が悪かった。1時間程様子を見たが改善しないため受診。
【既往歴】糖尿病、肝臓病
血糖値 | 低血糖症状 |
およそ70㎎/dl以下 |
交感神経症状 汗をかく・不安な気持ち・脈が速くなる・手や指が震える・顔色が青白くなる |
50㎎/dl程度 |
中枢神経症状 頭痛・目のかすみ・集中力の低下・生あくび |
50㎎/dl以下 | 異常な行動・けいれん・昏睡(意識のない状態) |
take home message
意識障害の鑑別疾患はAIUEOTIPS 低血糖には多彩な症状(意識障害、けいれん、麻痺、頭痛、交感神経症状…)があり、疑わしければまず血糖測定を行う 低血糖(<70mg/dl)を認めた場合は、ブドウ糖の投与(経口10g、静注20%40ml)を速やかに行う |
令和5年5月25日 白熱教室
出張報告 Y先生
令和5年5月23日 朝の勉強会
テーマ「意識障害」 T先生
目標 皮膚感染症の鑑別を行い、各疾患の特徴を把握する。 重症度に応じて対応する。 |
皮膚感染症
発症頻度
蜂窩織炎:24.6/1000人⇔壊死性筋膜炎:0.04/1000人
壊死性筋膜炎の35~80%は蜂窩織炎と誤診されている。
皮膚所見のみで蜂窩織炎と壊死性筋膜炎を見分けるのは非常に困難。
壊死性筋膜炎
極めて進行が早く、致死率が高い
6時間以内にデブリドマンを要する。
疼痛の増強、全身状態の悪化、発赤以外の疼痛などがみられたらうたがうことが大切
take home message
皮膚感染症を疑った際、丹毒、蜂窩織炎なのか壊死性筋膜炎なのかを鑑別する必要がある。 皮膚感染症の患者を診察した際、疼痛の増強、全身状態の悪化、発赤以外の疼痛に着目する。 |
令和5年5月16日 朝の勉強会
テーマ「腹痛」 G先生
目標 ・腹痛患者の緊急度の判断をする ・腹痛の鑑別疾患を整理する ・帰宅させる際の再診の目安を伝える |
20歳代女性
主訴:胃痛、吐き気
前日の午後6時ごろから胃のあたりが痛くなり、吐き気も出てきたため午前2時に救急外来を受診
バイタル
体温:37.0℃呼吸数24回/分脈拍90回/分
血圧:120/88mmHg
心窩部痛を訴える患者で鑑別すべき疾患は?
食道・胃・十二指腸・胆道系疾患が多い(レベル3)。
消化器系疾患 | 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、腸閉塞、大腸炎、憩室炎、虫垂炎、胆嚢炎、胆石症、胆管炎、肝膿瘍、肝炎、肝腫瘤、膵炎 |
血管系疾患 | 急性冠症候群、心筋炎、心内膜炎、心外膜炎、大動脈解離、上腸間膜動脈解離、上腸間膜動脈閉塞 |
尿路系疾患 | 腎結石症、腎盂腎炎、尿管結石、腎梗塞、副腎梗塞 |
その他 | 呼吸器疾患(肺炎、肺塞栓、膿胸) |
急性腹膜症診療ガイドラインより
take home message
バイタルサイン、ABCDの安定化が一番→これらに異常をきたす緊急疾患を見逃さない 腹痛の部位ごとに鑑別疾患を整理する それぞれの疾患毎の時間経過を踏まえて再診の目安を伝える |
出張報告 G先生
令和5年5月12日 朝の勉強会
令和5年5月9日 朝の勉強会
テーマ「胸痛」 I先生
目標 胸痛患者における緊急度の判断ができるようになる。 胸痛の鑑別疾患を整理し、問診や診察から絞り込む。 |
宿直中のウォークイン(21時頃)
症例:20歳代 男性
主訴:胸痛
どんな疾患を考えますか?
・可能性の高い疾患
・見逃してはいけない疾患
胸痛の鑑別疾患
★5 killer chest pain
急性冠症候群(ACS)、大動脈解離、肺血栓塞栓症、緊張性気胸、食道破裂
★頻度の高いもの
胸膜炎、消化性潰瘍、胆道感染症、肋間神経痛など
take home message
胸痛患者に出会ったら、まずは緊急度の判断! 5 killer chest pain以外の鑑別疾患を整理し、問診や診察から絞り込む! |
5月13日 よこね田んぼ お田植え
朝の勉強会
ただいま〇〇研修中
形成外科 毎日さまざまな傷と向き合っています。上級医の先生方の手技の細かさにいつも感動してばかりです。 |
放射線科 読影のポイントや所見の記載法を丁寧に教えていただいただけでなく、適切な検査を適切なタイミングで施行することの重要性も教わリました。 T先生にも丁寧に教えていただき、根治目的の照射だけでなく疼痛緩和目的の照射などの適応や治療効果について理解が深まりました。 |
整形外科 整形外科の手術では、普段は使えないような優れた工具をたくさん使うことが出来ます。折れていた骨がきれいに整った時の感動は言葉では言い表せません。指導医の先生方はとても熱心に指導してくださり忙しくもとても楽しい4週間でした。 |
朝の勉強会
オリエンテーションBLS
オリエンテーション感染対策
オリエンテーション医療面接
オリエンテーション身体診察
新人多職種合同研修会 WS 飯田市立病院職員の必要な力
2023年度 研修医14名揃いました!
令和5年3月20日 IMH文化祭表彰式
令和5年3月19日 レジナビ東京
令和5年3月17日 朝の勉強会
「テーマ」振り返りと学び 白籏先生
学習
・日々生きていることの証教育
・日々生きていることの証を伝えるということ
自分も歴史の中の一コマと考えて、先人の知恵を生かし、自分の知恵を育て、後人の知恵に貢献していく。
大きな望遠鏡をもって少しずつ進んでいきましょう。
評価の原則
Why:何のために評価するのか
What:何を評価するのか
When:いつ評価するのか
Who:誰が評価するのか
How:どのように評価するのか
Whom:誰を評価するのか
経験学習のサイクル
経験:現場で実際に体験する
省察:自ら観察(振返り)あるいは他者の観察結果の受け容れ
学び:経験からどんな一般則を学んだか、既存の一般則はどう使うのか(マイ・ルール)
試行:学んだ一般則を、小規模or安全な状況で使ってみる
令和5年3月14日 内科系研修発表会
令和5年3月11日 IMH同窓会
令和5年3月6日 研修修了発表会
2月 ただ今〇〇研修中
令和5年2月28日 朝の勉強会
「私が〇〇科を選んだ理由」by2年目
どうやって専攻科を決めた? |
研修医になって |
・問題を抱えた高齢者が多いなぁ
・医学的な面以外の問題も抱えているし、どうしたらいいんだろう
・これは医者が足りないわけだ
・自分で患者さんと関わって診療できる科の方が面白いな
・手を動かすのも嫌じゃないけど、オペは時間が長く感じる…
・やっぱり内科がいいな
耳鼻咽喉科に決めるまで |
・なりたい/興味がある
こどもを診ることができる科、手を動かせる手技がある科
小児科:手技少な目
小児外科、産婦人科:腹腔鏡が…
形成、脳外科等の小児専門医:道のりが長すぎ
耳鼻咽喉科:よくわからない
・QOLが保たれる気がする
放射線診断治療、麻酔:面白い、が、外来をやったり手術したりしたくなりそう
やっぱりいいなポイント! |
・お産は幸せな気持ちになる
・胎児エコーってこんなに細かく観察できるんだ!と感動した
・分野が幅広く、飽きなさそう
・どんどん手技をやらせてもらえる など
令和5年2月21日 朝の勉強会
ただ今〇〇研修中
令和5年2月22日 学生研修医合同勉強会
令和5年2月23日 臨床研修病院説明会at信州大学
2月18日 上級医も唸る救急外来コンサルト術with長野中央病院
愛され研修医になる
●上級医が来る前にすること
・決定的な画像、検査結果を画面に出しておく
・循環器系なら心電図を置いておき胸部Xpを画面に表示しておく
・心電図は前回と比較できるように印刷しておき、日付に〇をする
・患者、家族にはベッド横から離れないように指示しておく
・上級医が来たら教えてもらうよう看護師に依頼
・お待ちしていました!と患者さんの前で待っておく
結論を先に言う
4つの決めゼリフ
1.入院が必要だと思うのですが、先生の科の入院として妥当かどうか御検討いただきたいのです。
2.今入院させるべきか、通院でよいかの決定に関して迷っておりますので、先生に御検討いただきたいのです。
3.緊急手術の適応があるかどうかを先生に御検討いただきたいのです。
4.私は…だと思うのですが、大きな見落としをしていないか先生にチェックしていただきたいのです。
令和5年2月16日 新人合同研修会
令和5年2月14日 朝の勉強会
令和5年2月7日 朝の勉強会
1月ただいま 〇〇研修中
令和5年1月31日 朝の勉強会
テーマ「コンパートメント症候群」T先生
20歳代男性
主訴:右下腿疼痛、腫脹
【現病歴】
16時頃に仕事場でプラスチック製の箱を運んでいる際に右下腿にぶつけた。直後出血あったものの少量で約2分で止血し、腫れも5×6mm程の小さな範囲であった。
Ehlers-Danlos syndromeで信大付属病院かかりつけで、デスモプレシンを18時に点鼻した。
右下腿の腫脹が増大傾向で20時には20×30mm程まで増大し、救急外来を受診した。
①マルファン症候群やEhlers-Danlos syndromeのように組織脆弱性をきたす疾患では軽微な外傷でも巨大皮下血腫形成、創傷治癒遅延、萎縮性瘢痕、コンパートメント症候群に至る。 ②骨折や外傷以外に「抗凝固薬の内服による出血、血友病などの易出血性疾患、蜂窩織炎などの溶連菌感染症、熱傷や電撃傷、蛇咬傷」でもコンパートメント症候群になり得る。 ③蒼白、脈拍消失、麻痺が出現しなくても、コンパートメント症候群になりうるので、早期治療介入の必要性を見極める必要がある。 |
令和5年1月28日 飯田ICLS
令和5年1月25日 勉強会
令和5年1月27日 平島先生勉強会@長野中央病院
令和5年1月18日 学生研修医合同勉強会
令和5年1月24日 朝の勉強会
令和5年1月20日 朝の勉強会
令和5年1月17日 朝の勉強会
テーマ「癌患者さんの対応」I先生
目標 がんの症候、がん薬物療法の副作用を大まかに整理する。 がん患者の痛みの評価をする がん患者との接し方について考える。 |
- 症状ががんに関連したものだと決めてかからない。
- 訴えをよく聞き所見をとったうえで、その症状ががんそのものに関連したものなのか、治療に関連したものなのか、関連しないものなのかを見極める。
- 不安により疼痛や各症状の閾値が低くなっている場合もあるため、話を聞くだけでも治療になる可能性がある。
take home message
・がんやがん治療の副作用により、様々な症候を呈する。 ・がん患者さんの訴えを傾聴し、痛みを評価する。 ・傾聴そのものが治療になる可能性がある。 |
令和5年1月5日 朝の勉強会
テーマ「結核」I先生
症例 80歳代 女性
【主訴】安静時SpO2低下、発熱、血痰
【現病歴】
1週間ほど前から昼平熱、夜37.5-38℃の発熱があり、食欲低下、茶色痰に少量血が混じることがあった。歩行後にSpO2 80%台に低下していたが安静時は90-91%であり、様子を見ていた。X日朝から安静時もSpO2 80%台となり、救急要請した。
【既往歴】
慢性膿胸(陳旧性結核)、腰椎ヘルニア、左大腿ヘルニア
結核? or 非結核?
take home message
結核を疑う症状、病歴、背景を理解する。 結核を疑った場合の初期対応を理解する。 |
令和4年12月3日 縫合コンテスト@長野赤十字病院
令和4年12月 研修医の今年の漢字
令和4年12月 ただいま〇〇研修中
令和4年12月22日 第2回CPC
令和4年12月20日 朝の勉強会
テーマ「嚥下」 H先生
嚥下機能ってどう評価しているの?
先行期 … 食べ物の確認、食べ方の判断 ↓ 準備期 … 食べ物をよく噛んで飲み込みやすくする ↓ 口腔期 … 食べ物を口からのどへ送る ↓ 咽頸期 … 食べ物がのどを通って食道へ送られる ↓ 食道期 … 食べ物を食道から胃へ送る |
名称 | 形態 | 目的・特色 | 主食の例 | 必要な咀嚼能力 | 他の分類との対応 |
---|---|---|---|---|---|
嚥下訓練 食品Oj |
●均質で、付着性・凝集性・かたさに配慮したゼリー ●離水が少なく、スライス状にすくうことが可能なもの |
●重度の症例に対する評価・訓練用 ●少量をすくってそのまま丸呑み可能残留した場合にも吸引が容易 ●たんぱく質含有量が少ない |
おもゆゼリー、ミキサー粥のゼリーなど |
(若干の送り込み能力) |
●嚥下食ピラミッドLO ●えん下困難者用食品許可基準Ⅰ
|
嚥下訓練 食品Ot |
●均質で、付着性・凝集性・かたさに配慮したとろみ水 (原則的には、中間のとろみあるいは濃いとろみのどちらかが適している) |
●重度の症例に対する評価・訓練用 ●少量ずつ飲むことを想定 ●ゼリー丸のみで誤嚥したりゼリーが口中で溶けてしまう場合 ●たんぱく質含有量が少ない |
(若干の送り込み能力) |
嚥下食ピラミッドL3の一部(とろみ水) | |
嚥下 調整食1j |
均質で、付着性・凝集性・かたさ、離水に配慮したゼリー・プリン・ムース状のもの |
●口腔外で既に適切な食塊状となっている (少量をすくってそのまま丸吞み可能) ●送り込む際に多少意識して口蓋に舌を押しつける必要がある ●0jに比し表面のざらつきあり |
(若干の食塊保持と送り込み能力) |
●嚥下食ピラミッドL1・L2 ●えん下困難者用食品許可基準Ⅱ ●UDF区分 かまなくてよい(ゼリー状)*UDF:ユニバーサルデザインフード |
|
嚥下 調整食2-1 |
ピューレ・ペースト・ミキサー食など、均質でなめらかで、べたつかず、まとまりやすいもの |
●口腔内の簡単な操作で食塊状となるもの(咽頭では残留、誤嚥をしにくいように配慮した物) |
粒がなく、付着性の低いペースト状のおもゆや粥 |
(下顎と舌の運動による食塊形成能力および食塊保持能力) |
●嚥下食ピラミッドL3 ●えん下困難者用食品許可基準Ⅲ ●UDF区分 かまなくてよい |
嚥下 調整食2-2 |
●ピューレ・ペースト・ミキサー食などで、べたつかず、まとまりやすいもので不均質なものを含む ●スプーンですくって食べることが可能なもの |
やや不均質(粒がある)でもやわらかく、離水もなく付着性も低い粥類 |
(下顎と舌の運動による食塊形成能力および食塊保持能力) |
●嚥下食ピラミッドL3 ●えん下困難者用食品許可基準Ⅲ ●UDF区分 かまなくてよい |
|
嚥下 調整食3 |
●形はあるが、押しつぶしが容易、食塊形成や移送が容易、咽頭でばらけず嚥下しやすいように配慮されたもの ●多量の離水がない |
●舌と口蓋間で押しつぶしが可能なもの。 ●押しつぶしや送り込みの口腔操作を要し(あるいはそれらの機能を賦活し)、かつ誤嚥のリスク軽減に配慮がなされているもの |
離水に配慮した粥など |
舌と口蓋間の押しつぶし能力以上 |
●嚥下食ピラミッドL4 ●UDF区分 舌でつぶせる |
嚥下 調整食4 |
●かたさ・ばらけやすさ・貼りつきやすさなどのないもの ●箸やスプーンで切れるやわらかさ |
●誤嚥と窒息のリスクを配慮して素材と調理方法を選んだもの ●歯がなくても対応可能だが、上下の歯槽堤間で押しつぶすあるいはすりつぶすことが必要で舌と口蓋間で押しつぶすことは困難 |
軟飯・全粥など |
上下の歯槽堤間の押しつぶし能力以上 |
●嚥下食ピラミッドL4 ●UDF区分 舌でつぶせるおよび UDF区分 歯ぐきでつぶせるおよび UDF区分 容易にかめるの一部 |
take home message
●口腔の環境や喉頭の形態といった解剖、唾液の貯留などはVEで、口腔期~食道期はVFで診る。 ●患者さんの嚥下機能障害に沿って嚥下調整食を選ぶ。呑み込みの力に応じてとろみもつけて、都度評価する。 |
令和4年12月16日 朝の勉強会
テーマ「意識障害・失神」Y先生
10月下旬のある日の救急外来「庭の鉄板に腹臥位で倒れていた80歳代の男性があと10分できます」
↓
救急車到着
発語はないが開眼している胸郭は左右差なく上がっている橈骨動脈は触れる指示には従えない
意識障害 or 失神?
【Primary Survey】 A:気道開通 B:呼吸数19回/分 呼吸音清・左右差なし SpO₂ 測定不能 C:脈拍数60bpm程度、血圧測定不能、橈骨A触知可 末梢冷感あり、活動性出血なし D:GCS E4V1M5、瞳孔 4mm/3mm、対光反射 +/+、 明らかな四肢麻痺なし、痙攣なし E:腋窩温測定不能、体表冷たい→直腸温28.7℃ FAST:陰性 (デキスター:血糖 172mg/dL) |
take home message
●まずはABCの評価・安定化! ●意識障害はaiueo tipsで鑑別疾患をあげる ●失神の鑑別は心原性失神、起立性低血圧、神経調節性失神にわけて考える!特に心原性を見逃さない! |
令和4年12月14日 学生研修医合同勉強会
令和4年12月13日 朝の勉強会
テーマ「感染性腸炎」K先生
50歳代男性
主訴 腹痛 血便
【現病歴】
X日朝から腹痛があり、10回ほどトイレで下痢をした。最初の2~3回は普通の色の便が出ていたが、段々水様便になり、アセロラジュースのような真っ赤な色になってきた。嘔吐も5~6回した。症状が続くため同日夜間救急外来を受診した。
【既往歴】気管支炎、虫垂炎術後
【内服薬】セレコキシブ、レバミピド、ケトプロフェンテープ
感染性腸炎の鑑別 大腸型と小腸型の鑑別 大腸型:血便、粘血便、強い腹痛、テネスムス、発熱 小腸型:水様便、嘔気が伴いやすい、腹痛は軽い、血便なし ・6週以内の抗生剤の使用:CD(Clostridioides difficile)腸炎 ・免疫抑制薬、ステロイド内服:サイトメガロウイルス腸炎 |
take home message
●事前情報に引っ張られすぎない ●急性下痢のレッドフラッグを見逃さない ●感染性腸炎を疑った場合に、潜伏期と感染経路となった 食品を意識して問診を行う |
令和4年12月3日 研修医OB OG結婚式
令和4年11月 ただいま〇〇研修中
令和4年11月22日 朝の勉強会
テーマ「脊髄圧迫」Y先生
70歳代 男性
【主訴】右季肋部痛
【現病歴】
食道癌で当院外科かかりつけ、3ヶ月前までオプジーボ投与、1ヶ月前まで放射線治療していた。
2日前の定期外来受診時にも痛みあったが、血液検査で異常がなく、鎮痛薬で経過観察となった。
昨日夕方から痛み増悪し、本日救急外来を受診した。
【既往歴】食道癌術後、肺癌、左鼠径ヘルニア
→診断:食道癌脊髄転移性腫瘍による痛み
腫瘍による脊髄圧迫 Oncologic emergency! 肺癌、乳癌、前立腺癌が代表的 初発症状は背部痛(90%) 対称性の筋力低下、知覚異常 進行すると膀胱直腸障害も MRIが診断に有用 ゴールデンタイムは48時間 |
take home message
●主訴に引っ張られすぎない ●家族から情報を集める ●脊髄圧迫はoncologic emergency |
令和4年11月18日 朝の勉強会
テーマ「頻脈」 Y先生
40歳代 女性 主訴 頻脈
【現病歴】20時頃から突然動悸がはじまった。ワソラン(ベラパミル)を内服したが症状が改善せず、症状が続いているため救急外来を受診。【既往歴】発作性上室性頻拍(当院循環器内科通院)高度肥満、糖尿病(当院内分泌糖尿病内科通院)
頻脈への対応 1 臨床症状の評価 2 原因検索と治療 3 持続的な頻拍による重篤な自他覚症状の有無を評価 |
take home message
|
令和4年11月17日 学生研修医合同勉強会
令和4年11月15日 朝の勉強会
テーマ 「右季肋部痛」T先生
70歳代 女性 主訴 右季肋部痛
【現病歴】 3日前から嘔気嘔吐と右季肋部痛を自覚し、2日前 から浮動性めまいと嘔気も出現。右季肋部痛は前回8月の胆石の時の痛みと同様であった。ストッパを飲んでも右季肋部痛は改善せず、午前10時頃に当院救急外来を受診。
胆石の危険因子 5F Forty・Fifty:40~50 歳 Female:女性 Fatty:肥満 Fair:白人 Fertile:経産婦 |
まとめ ●胆石の危険因子「5F」は欧米人のみならず日本人でも当てはまる。 ●胆石症はコレステロール結石が多くを占めており、胆石増加は生活習慣の悪化と関連がある。 ●胆嚢炎、胆管炎が疑われる場合は入院し、血液培養、抗生剤投与。 ●原則無症状or軽度の腹痛であれば外来管理だが、高齢者では症状は軽くみえても急速に悪化する場合 があり、入院で慎重に経過を観察する必要がある。 |
令和4年11月11日 朝の勉強会
テーマ 「胸痛」G先生
70歳代 男性 主訴 胸痛
【現病歴】 受診日の午前2時ごろから突然の胸痛が出現、経過を見ていたが症状は改善しなかった。3時ごろには気持ち悪くなり1度嘔吐した。右背部の痛みも出現し、冷や汗も出始めて止まらないため午前4時に救急外来を受診し、本症例診断は「胆石発作」である。
killer chest pein ×大動脈解離 ×急性冠症候群(急性心筋梗塞、不安定狭心症) ×肺血栓塞栓症 ×緊張性気胸 ×特発性食道破裂 |
take home message
胸痛をきたす疾患は多数あり、緊急度・重症度が高い疾患も多い。 必要と考える検査はためらわずに施行する。 胆石発作は急性胆嚢炎との鑑別が重要。 |
令和4年11月10日 多職種合同勉強会
令和4年11月4日 朝の勉強会
テーマ 「呼吸困難」I先生
50歳代 男性
【現病歴】 前日16時頃に他院でCTガイド下肺生検を施行された。21時頃に夕食をとり、21時30分頃に横になった際に突然呼吸困難となった。呼吸が荒くなり、冷汗を認めたが、前かがみの姿勢をとると改善した。その後は様子を見ていたが、受診当日の昼頃に仰向けの姿勢をとったところ、昨夜と同様の症状が出現したため受診した。受診時には呼吸困難はほとんどない。➡ 何を考えますか?どうしますか?
目標
|
●呼吸困難 頻度の高い疾患 心不全、気管支喘息、肺炎、COPD増悪、胸水貯留、過換気症候群 ●呼吸困難 緊急度の高い疾患 「上記疾患」+急性喉頭蓋炎、気道異物、気胸、肺塞栓症、ARDS、アナフィラキシー、ACS、心タンポナーデ |
take home message
|
秋の写真展⑤
秋の写真展③
秋の写真展④
秋の写真展②
秋の写真展①
令和4年10月 ただいま〇〇研修中
令和4年10月26日 研修医学生合同勉強会
令和4年10月 ただいま〇〇研修中
令和4年10月22日 飯田JMECC
令和4年10月21日 エキスパートCPC in 信州大学
令和4年10月11日 朝の勉強会
担当Y先生 テーマ「軽傷外傷」
救急外来で軽症外傷の評価をする。
キシロカインの使用法を知る。
急性創傷 → 皮膚欠損あり → 損傷が皮下組織に及ぶ → 汚染、壊死組織のコントロールが不完全 ➡ 開放、二期的閉鎖(挫創、咬創など) |
急性創傷 → 皮膚欠損あり → 損傷が皮下組織に及ぶ → 汚染、壊死組織のコントロールが可能 ➡ 縫合+被覆材で閉鎖(挫創、裂創など) |
急性創傷 → 皮膚欠損あり → 損傷が真皮までにとどまる ➡ 被覆材で閉鎖(擦過創など) |
急性創傷 → 皮膚欠損なし → 汚染、壊死組織のコントロールが不完全 ➡ 開放、ドレナージ、二期的閉鎖(咬創、刺創など) |
急性創傷 → 皮膚欠損なし → 汚染、壊死組織のコントロールが可能 ➡ 縫合閉鎖(切創、裂創など) |
take home message
外傷がきたらまずは、
|
令和4年10月10日 飯田ICLS
令和4年10月6日 糖尿病勉強会
令和4年9月 ただいま〇〇研修中
令和4年9月 ただいま〇〇研修中
令和4年9月21日 研修医勉強会
令和4年9月16日 学生研修医合同勉強会
令和4年9月6日 朝の勉強会
令和4年8月30日 朝の勉強会
担当Y先生 テーマ「高齢者発熱」
70歳代 女性
【主訴】発熱
【現病歴】
朝体温を測ったときは36.5℃だった。
娘が夕方に帰宅時にはいつもより元気がなく、体温38.2℃だった。
コロナが心配で受診した。
コロナ陰性 → 帰宅 調子が悪ければ再診指示
翌日紹介状持参で再診
「昨日貴院の救急外来を受診された〇〇さんが」・・・WBC 9000 CRP 8.44 TB 3.5
CTでは胆管拡張と総胆管結石を認め・・・ご加療お願いします
初期に局所症状がはっきりしない感染症 〇急性腎盂腎炎 〇急性前立腺炎 〇肝膿瘍 〇化膿性胆管炎 〇感染性心内膜炎 〇カテーテル関連血流感染 〇蜂窩織炎 など |
take home message
高齢者は発熱のみでも 重篤な疾患が隠れていることがある。 腹痛のない胆管炎もある。 帰宅させるときは再受診の目安を伝える。 |
令和4年8月27日 学生研修医合同勉強会
令和4年8月26日 朝の勉強会
担当Y先生 テーマ「小児異物誤飲」
小児の異物誤飲で確認すべきポイントがわかるようになる
9ヶ月 女児
17時35分頃におもちゃの笛(吹き戻し)が1本壊れていた。
2本目をちょうど壊しており、その中から金具が出てきた。
1本目の金具が見つからず、周囲や口の中を探しても見つからなかった。
金具を飲み込んだのではないかと思い、受診。
緊急除去が必要な異物誤飲 |
①気道閉塞の徴候がある
②完全に近い食道閉塞(患者が唾を飲み込めない)
③鋭利なもの、長いもの
(5歳未満:2.5cm以上、5歳以上で5cm以上)
④複数個の磁石
⑤ボタン電池が食道にある
⑥炎症や腸閉塞を示唆する徴候(発熱、腹痛、嘔吐)がある
Take home message
全身状態や症状の有無を確認 → 処置すべきか、緊急性の判断 いつ、何を、どのくらい飲み込んだのかを確認 → 誤飲したものに応じて対応 画像検査で誤飲の有無、位置、形状の確認をする → 誤飲物の位置や形状に応じて対応 |
令和4年8月22日 朝の勉強会
G先生 テーマ「めまい」
救急外来で・・・
「めまいの人が来ているので診察お願いします」
めまいをきたす疾患どんなものがありますか?
●めまいの問診ポイントATTEST
A |
Associated symptoms |
随伴症状 |
---|---|---|
TT |
Timing and triggers |
持続時間と誘発因子 |
ES |
Bedside examination signs |
身体診察 |
T |
Additional testing as needed |
必要に応じた追加検査 |
急性前庭症候群の鑑別にHINTS ・head impulse test ・direction-changing nystagmus ・test of skew deviation |
---|
Take home message
めまい患者では中枢性、心原性(前失神)を鑑別する めまいへのアプローチは、ATTESTを用いて 特に持続時間と誘発因子でBPPVらしいかどうか判断 急性前庭症候群ではHINTSを確認し、中枢性か前庭神経炎かを判断 |
令和4年8月 ただ今○○研修中
令和4年8月18日 夜の勉強会
消化器内科N先生 テーマ「急性腹症」
急性腹症とは? 急性腹症とは、発症1週間以内の急性発症で、手術などの迅速な対応が必要な腹部(胸部等も含む)疾患である。 |
---|
急性腹症の明確な定義はなく、急激に発症した腹痛の中で緊急手術を含む迅速な対応を要する腹部疾患群を急性腹症と呼ぶ。腹痛は消化器疾患に由来することが多いが腹部臓器以外の疾患でも起こるため、注意深い病歴聴取と局所および全身の診察所見に基づいて適切な初期診療を行う必要がある。腹痛の発生メカニズムと病態を正しく把握して緊急手術を含む迅速な初期対応により重症化を防ぐことが求められる。
■腹痛を訴える患者がバイタルサインに異常を呈している時に考える疾患
超緊急疾患 | 緊急疾患 | |
---|---|---|
考えるべき疾患 |
・急性心筋梗塞 |
・肝がん破裂 |
対応 |
即時に治療を開始する。採血結果などを待つ |
緊急手術/IVRが必要。 |
■腹痛を訴える患者に行う検査
1.超緊急疾患の鑑別に |
・腹部・腹部単純X線検査 ・腹部・心臓超音波検査
|
---|---|
2.緊急疾患の鑑別に |
・血液ガス分析(PaO₂、PaCO₂、pH、BE、HCO₃、 ・血液型 |
令和4年8月12日 朝の勉強会
担当T先生 テーマ「敗血症」
80歳代女性
【主訴】右季肋部痛
【現病歴】
〇月15日の夕方から寒気を感じた。
16日朝から倦怠感を自覚し、食欲の低下もあった。
17日に軽度の右季肋部痛を自覚。
18日血圧が収縮期約85mmHgと低く、脈110回/分が気になり救急外来を受診した。
経過中発熱なし。最終摂食は17日の19時
【バイタル】
意識清明 GCS E4V5M6
T:36.7℃, BP: 87/52 PR: 116回/分、整 、RR:26回/分, SpO2:96%(RA)
敗血症の3原則 ・支持療法:輸液蘇生+ノルアドレナリン持続静注 ・抗菌薬治療 ・感染源コントロール |
●SOFAスコア
0点 | 1点 | 2点 | 3点 | 4点 | |
---|---|---|---|---|---|
呼吸器 |
≧ 400 | < 400 | < 300 | < 200+呼吸補助 | < 100+呼吸補助 |
凝固能 |
≧ 150 | < 150 | < 100 | < 50 | < 20 |
肝臓 |
< 1.2 | 1.2~1.9 | 2.0~5.9 | 6.0~11.9 | ≧ 12 |
循環器 |
MAP ≧ |
MAP < |
DOA < |
DOA 5.1~15μg/㎏/min |
DOA >15μg/㎏/min |
中枢神経 |
15
|
13~14
|
10~12
|
6~9
|
<6
|
腎機能 |
<1.2
|
1.2~1.9
|
2.0~3.4
|
3.5~4.9
|
≧ 5.0 |
DOA:ドパミン、DOB:ドブタミン、Ad:アドレナリン、NOA:ノルアドレナリン
Take home message
|
令和4年8月9日 朝の勉強会
令和4年8月5日 朝の勉強会
担当Y先生 テーマ「小児腹痛」
【患児】1歳代、男児
【主訴】腹痛
【バイタル】体温 36.9℃
脈拍 103bpm
SpO2 100%(room air)
PATを確認しよう! |
小児の腹痛の原因
|
2歳以下 | 2~5歳 | 6~12歳 | 12歳以上 | |
---|---|---|---|---|---|
頻 |
colic(<3か月未満) |
急性胃腸炎 |
急性胃腸炎 |
急性胃腸炎 |
|
頻 |
外傷(虐待を考慮) |
Meckel憩室 |
肺炎 |
子宮外妊娠 |
|
頻 |
急性虫垂炎 |
ヘルニア嵌頓 |
リウマチ熱 |
リウマチ熱 |
|
危 |
腹 |
腸回転異常 |
外傷 |
外傷 |
外傷 |
腹 |
心疾患 |
急性薬物中毒 |
急性薬物中毒 |
膠原病 |
Take home message
・小児の診察ではまずPATを確認しよう ・腹痛の身体診察では腸蠕動音、限局した圧痛・腹膜刺激徴候の有無を確認しよう ・帰宅する場合は医療機関に相談する目安を伝えよう |
令和4年8月4日 夜の勉強会
皮膚科S先生 テーマ「皮疹」
・救急外来でよく見る4つの皮膚科疾患について学ぶ。
皮疹の特徴
注意すべき症状
治療法
皮膚科へのコンサルトするタイミング
・日常診療でも使える皮膚科疾患の知識を学ぶ。
■診断基準
▶以下の3項目のうちいずれかに該当すればアナフィラキシーと診断する
1.皮膚症状(全身の発疹、瘙痒または紅潮)、または粘膜症状(口唇・舌・口蓋垂の腫張など)のいずれかが存在し、急速に(数分~数時間以内)発現する症状で、かつ下記a,bの少なくとも1つを伴う。 |
---|
皮膚・粘膜症状 さらに少なくとも下の1つを伴う |
2.一般的にアレルゲンとなりうるものへの曝露の後、急速に(数分~数時間以内)発現する以下の症状のうち、2つ以上を伴う。 |
a 皮膚・粘膜症状(全身の発疹、瘙痒、紅潮、浮腫) |
3.当該患者におけるアレルゲンへの曝露後の急速な(数分~数時間以内)血圧低下。 |
血圧低下 |
Take home message
蕁麻疹 薬疹 |
令和4年7月 ただ今○○研修中
令和4年7月 我らがよこね田んぼ
令和4年7月23日 AHA-ACLS
令和4年7月20日 POCUS勉強会
令和4年7月15日 朝の勉強会
担当I先生 テーマ「外傷」
【症例】
20歳代 男性
受傷機転:バイクで交差点を直進中、対向の右折車と衝突した
受傷部位:鼻出血、左前胸部挫創、両手関節痛あり
バイタルサイン:JCS2、HR 109/min、BP 104/59mmHg、
RR 20/min、SpO2 95%(RA)
行った処置:頸椎カラー装着 バックボード固定 O2 4L投与
Secondary Survey |
⇩
改めて診察 |
⇩
診断 |
Take home message
|
令和4年7月8日 朝の勉強会
担当K先生 テーマ「主訴は何?」
50歳代男性 ふらつき
救急スタッフより
「ふらつきの人が来ています。化学療法中の人で、血便があるみたいです。Cベッドに寝てもらっています」
体温36.1℃ 脈拍78/min 血圧137/82 mmHg
呼吸数20/min SpO2 97%(RA)
どうしますか?
【現病歴】
4/1頃からふらつきを自覚した。同じころから食欲も低下し、嘔気を自覚していた。
4/3からお腹に力を入れた際に肛門から出血するようになった。
ふらつき、嘔気、食欲低下が続いていたため、4/4に家族に勧められて受診。
血尿なし ストマ内血便なし 吐き気あり
【既往歴】
直腸癌、前立腺浸潤、肝転移、肺転移、リンパ節転移
ストマ造設後、両側腎瘻造設後、CVポート造設後
診断;直腸癌脳転移 |
嘔気嘔吐の鑑別 |
特に担癌患者さんでは |
Take home message
|
令和4年7月3日 研修医OB結婚式
令和4年6月 ただ今○○研修中
令和4年6月17日 朝の勉強会
担当Y先生 テーマ「尿検査」
【症例】60歳代女性 発熱
色調 | 黄色 | |||
混濁 | (2+) | |||
○尿定性 | ○尿沈渣 | |||
比重 |
1.010 |
赤血球 | 20~29/H | |
ph | 6.0 |
白血球 |
100~/H | |
蛋白 | 1+ | 扁平上皮 | 1~4/H | |
糖 | ー | 尿路上皮 | 1未満/H | |
ケトン体 | ー | 尿細管上皮 | 1未満/H | |
潜血 | 2+ | 細菌 | 2+ | |
ウロビリノーゲン | Normal | 顆粒円柱 | (2+) | |
ビリルビン | ー | |||
亜硝酸塩 | + | |||
白血球反応 | 3+ |
所見は?
後日 尿培養 E.coli x10 ⁷
尿沈渣:尿中細菌
感度 | 特異度 | |
WBC > 0個/HPF |
96 |
47 |
WBC > 5個/HPF | 81 | 64 |
WBC > 10個/HPF |
80 |
65 |
WBC > 50個/HPF |
71 |
89 |
WBC > 200個/HPF | 54 | 94 |
Take home message
|
令和4年6月14日 朝の勉強会
担当Y先生 テーマ「小児画像検査」
【症例】10歳代 女性
【主訴】腹痛、嘔気
体温 36.2℃ 脈拍66bpm
血圧 102/66mmHg
呼吸数18回/分 SpO2 98%(RA)
本日17時半頃、練習中に野球の軟球が右季肋部に当たった
嘔気あり
通院なし 内服なし
画像検査どうします? まずは腹部エコー!
小児の腹部CT
適応疾患(疑いを含む) |
急性腹症(急性虫垂炎疑いを含む)、腹部鈍的外傷、炎症(不明熱、腹膜炎)、腹部腫瘤 |
---|---|
小児特有の身体的特徴 | 腹腔内の脂肪量が非常に少なく、成人と比較し臓器間や腸管との境界が不明瞭 |
キーとなる項目 |
造影剤の投与 |
放射線被ばくのリスク | 放射線誘発性がんのリスク推定:成人に比べ2から3倍脆弱 |
検査前準備の必要性 | 精神的準備(患児、両親)、鎮静の有無、造影CTの準備 |
Take home message
|
令和4年6月11日 AHA-BLS
令和4年6月10日 朝の勉強会
担当T先生 テーマ「吐血」
【症例】90歳代 女性
【主訴】黒色吐血
【現病歴】
1,2か月に一回、右鼠径部から大腿にかけて痛くなり、カロナール頓服で軽快していた。
前日に急に何度も嘔吐を繰り返した。翌日黒色吐血し、同時に心窩部痛も訴え近医を受診した。当院に救急搬送された。
【バイタル】
意識清明 GCS E4V5M6
Tem:37.0℃, BP: 147/51, PR: 78回/分、整
RR:17回/分, SpO2:99%(RA)
身長:148cm, 体重:33.2kg, BMI 15.1
腹部所見 平坦 軟 圧痛なし
鼠径に腫瘤なし
診断;閉鎖孔ヘルニア嵌頓 |
Take home message
①吐血、黒色便の患者を診るときはまずバイタルサインが重要。 ②「頻回の嘔吐後の吐血」⇒ Mallory-Weiss症候群を疑いその原因疾患を考える ③瘦せた高齢女性における「下肢の疼痛、痺れ」⇒ “閉鎖孔ヘルニア”を鑑別に挙げる ④“閉鎖孔ヘルニア”を疑ったらまず腹部~骨盤CTを撮る |
令和4年6月6日 朝の勉強会
担当G先生 テーマ「悪寒 戦慄」
【症例】80歳代 女性
【主訴】発熱、嘔気
【現病歴】当日の11:00ころに悪寒・戦慄あり。嘔気もあった。
その後発熱に気づき診療所を受診。救急車で当院に搬送。
血圧118/95mmHg、脈拍110回/分、体温39.1℃、SpO293%(room air)
診断:敗血症 |
血液検査 炎症反応上昇のみ
尿 clear
胸腹部CT:感染源となる所見なし
診断:胆管炎による敗血症 |
段階が上がるごとに菌血症のリスクは高まる
Shaking chill では特異度90.3%
Take home message
|
令和4年6月2日 M&M
令和4年5月 ただ今○○研修中
CVC挿入認定試験 合格💗
ただ今のよこね田んぼ 5月
令和4年5月31日 朝の勉強会
担当O先生 テーマ「腎盂腎炎」
【症例】70歳代 男性
【主訴】発熱・排尿時痛
【現病歴】
15日前排尿時痛あり、膀胱炎の診断でクラビット250mgを5日分処方された
5日前から再度排尿時痛出現し、増悪傾向
朝、37.8度の発熱を認め外来受診
T38.5 腹部所見平坦 軟 圧痛なし
CVA tendernessなし
診断:腎盂腎炎 |
CVA tendernessないのはなんで?
Take home message
|
令和4年5月30日 研修会
令和4年5月27日 朝の勉強会
担当I先生 テーマ「誤嚥性肺炎のABCDE」
【症例】 80歳代 女性
【現病歴】最近食事にむせることが多くなった
発熱があり救急外来受診
診断;誤嚥性肺炎 |
A |
Acute problem |
急性疾患の治療 |
B |
Best |
適切なポジショニング |
C |
Care for oral |
口腔ケア |
D |
Drug |
薬剤 |
E |
Energy |
栄養 |
Take home message
|
令和4年5月26日 夜の勉強会
令和4年5月25日 学生研修医合同勉強会
令和4年5月24日 朝の勉強会
令和4年5月20日 坂本先生勉強会
令和4年5月14日 よこね田んぼ お田植え
令和4年5月13日 朝の勉強会
令和4年5月12日 夜の勉強会
令和4年4月 ただ今○○研修中
令和4年4月 ただいま オリエンテーション中
令和4年4月7日 新入職員でES
令和4年4月1日 新研修医7名赴任!
令和4年3月30日 新人さん待ってます
令和4年3月 ただいま○○研修中
令和4年3月24日 ランチミーティング
令和4年3月8日 外科荻原先生 白熱教室
令和4年3月7日 研修修了発表会 修了証授与式
賞品 ゲット!
令和4年3月4日 外科白子先生 白熱教室
IMH研修医通信 2022年冬号 vol.3
飯田は、春が香るようになりました。雪山も少し柔らかい顔になっています。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
当院スタッフも次の季節に向けて、仕事もプライベートも頑張っています。
IMH同窓会
🌸Webで同窓会を行いました。卒業生の活躍や、研修医クイズで盛り上がりました。当院では「143人」研修しているそうです。
外傷初期ABCD勉強会
🌸外科・白子先生、救急科・神頭先生にシミュレーション形式で教えてもらいました。臨床研修ではなかなか経験できないような手技を経験することができてよかったです。
外科縫合勉強会
🌸外科・荻原先生に縫合の勉強会をしてもらいました。学生も腹腔鏡を使って縫合をしてみました。ムム 難しいなぁ やっぱり。
マルモ勉強会
🌸高山診療所 川尻先生と退院支援について学びました。マルモ(多疾患併存:multimorbidity)について皆同じ思いだ、と考えさせられました。
キラキラ研修会✨
🌸人工呼吸器を実際に動かして、設定変更まで教えてもらいました。トラブルシューティング、次からはできるかも!
🌸普段は遠くから見ているIABPやPCPSの装置を実際に触らせてもらいました。人工心肺って、すごい機械だ! 動かす技師さんもすごい!
ただいま○○科研修中
産婦人科 |
耳鼻科 |
放射線科 |
令和4年2月27日 IMH同窓会
令和4年2月 ただ今○○研修中
令和4年2月16日 学生研修医合同勉強会 with 荻原先生
令和4年2月21日 キラキラ研修会
令和4年2月12日 坂本先生勉強会 長野中央病院と共に
令和4年2月4日 救急外来のマルチタスク with 坂本先生
令和4年1月31日 虐待勉強会
令和3年1月25日 外科白子先生 白熱教室
1月 ただいま○○研修中
令和4年1月19日 学生研修医合同研修会
IMH研修医通信 2021年秋号 vol.2
秋がグッと深まりました。冬の足音がそこまで近づいてきています。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
当院スタッフも寒さに負けず、仕事もプライベートも頑張っています。
よこね田んぼで稲刈り
💡春に田植えをした「よこね田んぼ」で稲刈りをしました。美味しいお米はやがては美味しいお酒になる予定です。🌾……→🍶
POCUS勉強会
💡救急科坂本先生にPOCUS(point of care ultrasound)勉強会を施行いただきました。実際にエコーをどんどん当ててみて、臨床情報から推測される病態の確認に役立てたいと思いました。救急外来でもどんどん挑戦してみたいです。
チームダイナミクス
💡救急看護師 藤田さんと、チームダイナミクスを学びました。ためらわずにコミュニケーションをとろうとする姿勢が大切だと思いました。
横江先生勉強会
💡名古屋第2赤十字病院 横江正道先生と「頭が痛い」をテーマにオンラインで勉強会を行いました。頭が痛くならない頭痛の話をしていただきました。
キラキラ研修会✨
💡リハビリのリスク管理について、リハビリテーション科スタッフとグループワークで一緒に考えました。患者さんの希望や病前のADLを評価しゴールを決めることが大切だと学びました。
💡薬剤科スタッフに妊婦の薬と小児の薬の特徴を教えていただきました。クラリスはポカリスエットで飲むとめっちゃ苦かったです。
ただいま○○科研修中
外科 |
救急科 |
呼吸器内科 |
令和4年1月13日 外科 中野先生
令和3年12月17日 朝の勉強会
令和3年12月15日 学生研修医合同勉強会
令和3年12月13日 キラキラ研修会
令和3年12月10日 川尻先生勉強会
令和3年11月30日 朝の勉強会
担当T先生 テーマ「せん妄」
目標 せん妄とは何か知る せん妄の原因、リスクの評価ができる せん妄の治療介入(非薬物療法、薬物療法)ができる |
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せん妄 様々な要因により脳機能が破綻をきたした一過性の続発性意識障害
直接因子 | 引き金になる | 身体疾患、薬剤、手術 |
準備因子 | 起こりやすい素因 | 高齢、認知症など |
促進因子 | 悪化・遷延化させる | 身体的・精神的苦痛・環境変化など |
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令和3年11月27日 AHA-BLS プロバイダーコース
令和3年11月26日 朝の勉強会
担当H先生 テーマ「胆嚢炎」
80歳代 男性
体重110kg
主 訴 心窩部痛
現病歴 夕食後心窩部痛が出現し改善しないため救急要請
既往歴 陳旧性心筋梗塞、高血圧症、脂質異常症、 虫垂切除術後
腹部所見 Murphy兆候陰性
↓
腹部エコー/CT 急性胆嚢炎
↓
緊急手術する??
急性胆嚢炎重症度判定基準 |
重症急性胆嚢炎(Grade Ⅲ) |
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急性胆嚢炎のうち、以下のいずれかを伴う場合は「重症」である |
中等症急性胆嚢炎(Grade Ⅱ) |
急性胆嚢炎のうち、以下のいずれかを伴う場合は「中等症」である |
軽症急性胆嚢炎(Grade Ⅰ) |
急性胆嚢炎のうち、「中等症」、「重症」の基準を満たさないものを「軽症」とする |
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令和3年11月19日 朝の勉強会
担当Y先生 テーマ「鎮痛薬」
腹痛を主訴に救急搬送
「痛みが強そうだ。アセリオ1000mg使おう。」
➡使っても痛みがとれない
次はソセゴン?モルヒネ?どうやって決めたらいいんだろう・・・?
痛みの種類
①侵害受容体性疼痛 手術の創部痛 やけどした時の痛み
②神経障害性疼痛 創部キレイ!でもうずく… 治ったけどズキズキヒリヒリする…
鎮痛薬の種類
1.オピオイド
2.非オピオイド
モルヒネvsソセゴン |
ロキソニンvsカロナール |
秋 真っ盛りです🍂
令和3年11月15日 キラキラ研修会
薬剤科 テーマ「小児と妊婦の薬」
目標 ・小児に用いる薬の長所 短所をしろう ・妊婦の薬の服用時期 投与経路 禁忌をしろう |
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小児に用いる薬の長所・短所
・錠剤を飲めるかは、個人差が大きい
・散剤は味や臭い、嵩が問題になりやすい
・シロップは1回量が正確に測れない
・入れる順番は、アンヒバ→ダイアップ坐薬の方が早く良く効くというわけではない
小児の服薬の実際
・子どもの85%以上が薬を嫌がる傾向にある
・マクロライド系抗生物質(クラリスなど)は酸性のものによって苦みが出てしまう
小児へよく処方される薬の味
・カロナールは濃度が高いほど苦くなる
・プレドニゾロン散はとても苦い
妊婦への薬物投与は服用時期、投与経路、薬剤の危険度を考える。より安全な薬を選択。
授乳婦の情報は添付文書ではなく専門書籍(Mothers’Milk、妊娠と授乳、等)を参考にする。
令和3年11月15日 キラキラ研修会
栄養科 テーマ「基礎的な栄養量、経管栄養管理」
疾患 | 体重(㎏)あたりの エネルギー必要量 |
備考 |
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健常者 | 25~35kcal | |
糖尿病、脂質異常症 肥満症 |
25~30kcal |
その他の侵襲が |
腎不全、透析 | 25~35kcal | 腎機能に応じて |
肝不全 | 25~35kcal | 医薬品なども含む |
炎症性腸疾患 | 25~35kcal | 医薬品なども含む |
慢性閉塞性肺疾患 (COPD) |
30~40kcal |
必要カロリーの |
Take home message
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令和3年11月13日 病院の防災訓練に参加しました
令和3年11月12日 坂本壮先生勉強会
令和3年11月12日 朝の勉強会
担当T先生 テーマ「睡眠薬過量内服」
ある日の救急科研修中
救急隊より
「50歳代男性、薬物過量内服疑いです。」
まず、ABC評価
舌根沈下があれば→気道確保
呼吸不全があれば→酸素投与、気管挿管
血圧低下があれば→輸液負荷、昇圧剤投与
問診 ①薬物の種類、量、摂取時刻 →治療の方針に大きく関わる! |
過量内服患者さんは身体的あるいは精神的ストレスが計り知れないほどあり、辛い状況に追い込まれていた方。
邪険に扱うことなく、優しく接して下さい
Take home message
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令和3年11月11日 夜の勉強会
令和3年11月9日 朝の勉強会
令和3年11月5日 朝の勉強会
担当K先生 テーマ「咽頭痛」
目標
・Killer sore throatに該当する疾患を知る
・緊急気道確保が必要な患者の症状を覚える
Killer sore throat |
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急性喉頭蓋炎
扁桃周囲膿瘍
咽後膿瘍
Ludwig’s angina
Lemierre症候群
アナフィラキシー
熱傷、外傷
Take home message
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10月 ただ今○○研修中!
祝🎊フルマッチング!!
令和3年10月29日 長野中央病院S先生 放射線科 研修修了
令和3年10月29日 横江正道先生勉強会
令和3年10月28日 泌尿器科鈴木先生勉強会
テーマ「泌尿器科救急疾患」
1.尿路感染症で発熱を伴わないものは?
2.尿管結石で最も診断精度が高い検査は?
3.カテーテルが挿入できない場合は12時方向に進めればよい?
4.外傷で緊急手術になることが多いものは?
5.肉眼的血尿を認めた場合に使用する止血剤は?
6.片側の水腎症でドレナージが必要となるのはどんな場合?
7.腎瘻のトラブルは何時間以内の対応が望ましい?
8.精巣捻転のゴールデンタイムは何時間?
Take home message
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一緒に頑張りましょう!
令和3年10月23日 第31回飯田ICLS
令和3年10月22日 朝の勉強会
担当S先生 テーマ「地域医療」
地域研修 研修目標
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僕が心掛けたいこと
患者さんのかかりつけ医を明らかにする、かかりつけ医を作る支援をする → 紹介状を書く
信頼関係を築けたらACPを考える、かかりつけ医につなげる (→在宅でのお看取りを)
☆患者さん家族も自分たちで判断できない → 訪問看護さんは訓練されていた
困難症例のトリアージをおこない、狙ってMSWと相談 → 困難症例の早期発見/予防
かかりつけの先生と患者さんとの信頼関係も大事にする
考えさせられたこと
- 高齢者と薬
- 家庭で看取った担癌患者さん
- 医学的な治療の必要性
令和3年10月21日 夜の勉強会
令和3年10月20日 学生研修医合同勉強会
令和3年10月19日 朝の勉強会
担当F先生 テーマ「敗血症」
目標 |
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SOFA |
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | |
呼吸 |
≧400 |
<400 |
<300 |
<200 |
<100 |
凝固 |
≧15万 |
<15万 |
<10万 |
<5万 |
<2万 |
肝臓 |
<1.2 |
1.2-1.9 |
2.0-5.9 |
6.0-11.9 |
>12.0 |
心血管系 |
平均血圧 |
平均血圧 |
ドーパミン<5、 |
ドーパミン5.1-15、または |
ドーパミン>15、または |
中枢神経系 |
15 |
13-14 |
10-12 |
6-9 |
<6 |
腎臓 |
<1.2 |
1.2-1.9 |
2.0-3.4 |
3.5-4.9 |
>5.0 |
NEWS |
3 | 2 | 1 | 0 | 1 | 2 | 3 | |
呼吸数 |
≦8 | 9-11 | 12-20 | 21-24 | ≧25 | ||
SpO₂ | ≦91 | 92-93 | 94-95 | ≧96 | |||
酸素使用 | あり | なし | |||||
体温 |
≦35.0 | 35.1-36.0 | 36.1-38.0 | 38.1-39.0 | ≧39.1 | ||
収縮期血圧 | ≦90 | 91-100 | 101-110 | 111-219 | ≧220 | ||
心拍数 | ≦40 | 41-50 | 51-90 | 91-110 | 111-130 | ≧131 | |
意識レベル | A | V.P.またはU |
Take home message
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令和3年10月18日 キラキラ研修会
令和3年10月15日 朝の勉強会
令和3年10月14日 夜の勉強会
循環器内科 辻中先生 テーマ「心不全」
目標
|
---|
急性心不全に対する初期対応におけるCS分類
CS分類 | |||||
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分類 | CS 1 | CS 2 | CS 3 | CS 4 | CS 5 |
主病態 | 肺水腫 | 全身性浮腫 | 低灌流 | 急性冠症候群 | 右心機能不全 |
収縮期血圧 | >140㎜Hg | 100~140㎜Hg | <100㎜Hg | ー | ー |
病態生理 |
・充満圧上昇による急 |
・慢性の充満圧/静 |
・発症様式は急性ある |
・急性心不全の症状・徴候 |
・発症様式は急性あるいは緩徐 |
Take home message
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令和3年10月12日 朝の勉強会
担当O先生 テーマ「HPVワクチン」
目標 |
---|
性活動を開始するとHPVに感染する可能性が誰にでもあり、初めての性交渉の前にHPVワクチンを接種することが理想的。
性交渉の経験があれば、すでにいずれかの種類のHPVに感染している可能性があり、ワクチン接種で得られる効果が下がる可能性がある。
HPVワクチンの副反応は60-95%くらいの症例に起こると報告されているが、93-97%は様子を見ていれば回復する症状が重くないものであり、重い副反応は3-7%と報告されている。
有害事象として報告された軽度の全身症状、重篤な全身症状及び死亡は、ワクチン接種群とプラセボ群と比較すると、いずれも差がなかった。
Take home messag
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研修医の秋④
研修医の秋⑤
研修医の秋②
研修医の秋③
研修医の秋①
令和3年10月8日 朝の勉強会
令和3年10月5日 朝の勉強会
担当K先生 テーマ「局所麻酔」
目標 キシロカインの使用法と極量を知る。 局所麻酔中毒の初期症状を覚え発症時の対応を知る。 |
---|
Eなし |
Eあり |
---|---|
200mg | 400mg |
副作用
-アナフィラキシー
-局所麻酔薬中毒
LAST(Local Anesthesia systemic toxicity)
LAST
中枢神経系:不穏 多弁 興奮
心血管系:頻脈 高血圧
LASTの治療 |
Take home message
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令和3年9月 ただ今○○研修中!
令和3年9月28日 朝の勉強会
担当K先生 テーマ「舌痛症・口腔カンジダ症」
【種類】
偽膜性カンジダ症 白いor灰色のカンジダ症
萎縮性カンジダ症 赤いカンジダ症
肥厚性カンジダ症 白くて厚いカンジダ症
【診断 検査方法】
1. 顕微鏡検査:染色
2.培養検査法:選択培地
3.血清学的検査:β-dglucan
4.抗真菌剤感受性検査
【口腔カンジダ症の予防】
口腔粘膜を意識したケア
保湿ゲルを用いた口腔乾燥の防止
義歯洗浄
口腔環境のモニタリング
Take home message
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令和3年9月25日 よこね田んぼ稲刈り
飯田にも秋の気配
令和3年9月24日 朝の勉強会
令和3年9月18日 学生研修医合同勉強会
令和3年9月14日 朝の勉強会
担当K先生 テーマ「めまい」
【症例】80歳代 女性
【主訴】めまい
頻度の高い疾患は? 見逃してはいけない疾患は?
Newman-Tokerの危険なめまいリスト
めまいの原因となりうる危険疾患 |
1.狭心症 |
問診と、バイタルサイン、身体所見で攻める!
Take home message
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研修医の論文がアクセプトされました!!
Supratentorial Intraparenchymal Neurenteric Cyst
Treated by Neuroendoscopic Fenestration: A Case Report
and Review of Literature
Ryo ONODA,¹ Kohei KANAYA,¹ Takafumi KIUCHI,¹ Sumio KOBAYASHI,¹
Kenji SANO,² and Nobuo ITO²,³
¹Department of Neurosurgery, Iida Municipal Hospital, Iida, Nagano, Japan
²Department of Laboratory, Iida Municipal Hospital, Iida, Nagano, Japan
³Department of Pathology, Aizawa Hospital, Matsumoto, Nagano, Japan
令和3年9月10日 朝の勉強会
テーマ「RRS」2回目
本日の目標
1、初期ABCD評価をする。
2、緊急性の有無を評価し、重篤感があれば、必要な指示を出す。
3、問診、身体診察をし、患者状態を評価する。
4、スタッフと情報共有をする。
5、SBARを用いて、各科当番医に報告する。
「RRS起動です。 ルート確保しながらデキチェック 低血糖! |
「先生、60歳代 女性、整形外科で大腿骨骨折術後で入院している方が、ポータブル トイレを利用しようとして、転んでしまいました。 診察したらせん妄あり 体も熱い 肺血症のせん妄! |
偶然ですが研修医女医5名、ファシリテーター、女医1名の会でした❤
令和3年9月7日 朝の勉強会
テーマ「RRS rapid response system」
RRSの目的 |
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本日の目標
1、初期ABCD評価をする。
2、緊急性の有無を評価し、重篤感があれば、酸素準備O2 ルート確保IV モニターMの指示を出す。
3、問診、身体診察をし、患者状態を評価する。
4、初期対応をする。
5、SBARを用いて、各科当番医に報告する。
夜 21時
6西病棟看護師から連絡が入りました。
「RRSの起動です。
腸閉塞で入院している80歳代女性の腹痛です。
主治医はS先生です。
入院14日目で、腹痛が新たに出現しました。
診察をお願いします。」
報告はどんな患者かをサマライズして最初に言うとわかりやすいと学んだ。
令和3年9月3日 信州大学エキスパートCPC
令和3年8月30日 キラキラ研修会
令和3年8月27日 朝の勉強会
担当F先生 テーマ「高カルシウム血症」
【症例】50歳代 女性
【主訴】嘔気 嘔吐 食欲不振
【既往歴】人工妊娠中絶 右アキレス腱断裂手術
【現病歴】
X-4日:右背部痛を認め、夜には下半身の鈍痛に変化。倦怠感が出現し38℃の発熱を認めた。
X-3日:発熱続くため下伊那日赤受診し、尿路感染症と診断されクラビット500mg、カロナール500mg処方され帰宅した。
X-2日:頭痛出現。食事摂取するもすぐ嘔吐した。食事は摂れず。
X-1日:熱は解熱した。嘔吐3回 食事は摂れず。
X日:朝から食事が摂れず嘔気・頭痛継続するため救急外来受診
【アレルギー】特記事項なし。
診断 |
⇩
高Ca血症 |
Take home message
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令和3年8月24日 朝の勉強会
令和3年8月23日 キラキラ研修会
令和3年8月 ただいま〇〇研修中!
令和3年8月19日 第1回CPC
令和3年8月18日 災害医療勉強会
令和3年8月16日 キラキラ研修会
令和3年8月13日 長野中央病院K先生 放射線科 産婦人科研修修了
ちょっと息抜き かかし作り
真剣にCV挿入認定試験
令和3年8月13日 朝の勉強会
K先生 テーマ「がん患者の意識障害 40歳代女性・食道癌 ~Oncologic emergency~」
Oncologic emergencyとは
がんの症状は基本的には緩徐に進行するが、時間・日の単位で急速に進行し、早急な対応を講じなければ不可逆的な臓器障害や生命の危機に直結する症状のこと。
例)高カルシウム血症、脊髄圧迫、上大静脈症候群、肺塞栓、腫瘍崩壊症候群など
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令和3年8月12日 夜の勉強会
脳外科 阿部先生
「頭部外傷について 受傷機転」
頭蓋骨変形による損傷
indenting injury (陥凹損傷)
(骨のたわみによる損傷)
加速度による損傷
✔️ 並進加速度損傷
直撃損傷 (Coup injury)
対側損傷 (Contrecoup injury)
✔️ 回転加速度損傷
剪断力損傷 (shearing injury)
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令和3年8月9日 朝の勉強会
令和3年8月5日 新患カンファレンス
令和3年8月4日 夜の勉強会
令和3年7月30日 朝の勉強会
令和3年7月29日 PICC挿入勉強会
令和3年7月27日 朝の勉強会
令和3年7月21日 朝の勉強会
テーマ「救急外来シリーズ」O先生
【症例】 40歳代 女性
【主訴】 発熱・悪寒、動悸
【現病歴】7月●日の 19:00頃お風呂から出たら悪寒と動悸があり、39.7℃の熱を認め、その後も発熱が続き翌日の17:30頃当院救急外来受診した。
バセドウ病 + 腎盂腎炎 |
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Take home message
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【症例】 10歳代 男性
【主訴】 両鼠径部痛・腋窩痛
【現病歴】7月●日に、両鼠径部痛・腋窩痛で他院 ER受診。ギランバレー疑われ、当院神経内科を受診したが否定。
内科新患外来受診となり、筋骨格系の痛みとして鎮痛薬処方され、数日は痛みが落ち着いていた。
2週間後の0時頃から大腿の痛みが出現し始め、朝になり脱力も伴い救急要請した。
バセドウ病 + 周期性四肢麻痺 |
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Take home message
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令和3年7月26日 キラキラ研修会
令和3年7月18日 レジナビフェア参加
令和3年7月13日 朝の勉強会
令和3年7月12日 キラキラ研修会
令和3年7月6日 朝の勉強会
研修医 Y先生 テーマ「陰嚢痛」
10歳代男児 右陰嚢の腫れ・痛み
やばい?やばくない?
何を聞きますか?
何をみますか?
精索捻転 | 精巣上体炎 | |
---|---|---|
好発年齢 | 新生児・乳児期・思春期 | 青年期 |
発症 | 突然 夜間・明け方に多い | やや急激 |
疼痛の程度 | 大変強い | 強い |
発熱 | なし | ときにあり |
随伴症状 | 悪心・嘔吐 | 下部尿路症状 |
患側精巣の挙上 | あり | なし |
挙睾筋反射 | 消失 | 不変 |
精巣超音波 (ドプラエコー) |
エコー輝度↓ 内部エコー不均一↓ 血流消失 |
不変 |
Take home message
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令和3年7月9日 夜の勉強会
令和3年7月4日 飯伊緩和ケアセミナー
令和3年6月25日 坂本壮先生とオンライン勉強会
令和3年6月26日 第30回飯田ICLS
令和3年6月19日 当院研修医OB OG結婚式
令和3年6月24日 夜の勉強会
令和3年6月18日 朝の勉強会
令和3年6月14日 キラキラ研修会
令和3年6月11日 朝の勉強会
研修医 K先生 テーマ「病院前救急」
救急科ローテート時K医師から「ホットラインもつなら救命士のこと知らないと。特定行為の指示もしないとね。」( ゚Д゚)
特定行為
・心臓機能停止または呼吸機能停止患者に対する食道閉鎖式エアウェイまたはラリンゲアルマスクによる気道確保
・心臓機能停止かつ呼吸機能停止患者に対する気管挿管
・心臓機能停止患者に対するアドレナリン投与
・低血糖発作患者に対するブドウ糖投与(2014)
・心肺停止前のショック患者およびクラッシュ症候群に対する乳酸リンゲルを用いた静脈路確保および輸液(2014)
Take home message
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令和3年6月8日 朝の勉強会
令和3年6月4日 朝の勉強会
テーマ:造影CT問診 研修医W先生
造影CTするか? しないか?
腎機能低下 救急外来 |
---|
妊婦 出来る限り造影CTは避けるべき 母の命を救うために必要があれば実施 ただし胎児の発がん率が上がることは説明 |
Take home message
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令和3年5月31日 キラキラ研修会
令和3年5月25日 朝の勉強会
テーマ「発熱のミカタ」 研修医F先生
ある日の救急外来「先生、37 歳の男性の発熱患者さんを診てください」
まずは重症度評価
Sepsisを疑うためのスコア
一般病棟、救急外来、急性期病院以外の場所
quick SOFA(qSOFA)
点数 | |
---|---|
収縮期血圧≦100mmHg |
1 |
呼吸数≧22/min | 1 |
意識の変容 | 1 |
感染が疑われる患者において2点以上でSepsisの疑い
問診 感染症か 非感染症か |
---|
感染症を疑ったら
入院患者における感染症疑い(バイタルサイン、検査値) |
Fever workup |
・ 血液培養:2セット(4本)
理由 ①菌血症の鑑別
②感度を上げる
・尿検査、尿培養
・胸部X線
理由 感染部位の特定(気道と尿道は頻度が高い)
感染症の鑑別 |
Take home message
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令和3年5月27日 朝の勉強会
令和3年5月21日 朝の勉強会
令和3年5月20日 夜の勉強会
令和3年5月20日 夜の勉強会
令和3年5月19日 学生研修医合同勉強会
令和3年5月18日 朝の勉強会
令和3年5月15日 よこね田んぼ
令和3年5月14日 朝の勉強会
テーマ「紹介状」 研修医K先生
紹介状と異なる診断に至った症例
三叉神経痛が良くならないと紹介状
⇩
三叉神経痛かぁ
薬が足りないからかな?
検査は念のため 異常はないはず
⇩
上顎洞炎だったぁ!
反省点 |
Take home message
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令和3年5月14日 坂本先生勉強会
令和3年5月11日 朝の勉強会
令和3年5月6日 夜の勉強会
令和3年4月30日 朝の勉強会
令和3年4月28日 学生研修医合同勉強会
令和3年4月27日 朝の勉強会
令和3年4月23日 朝の勉強会
令和3年4月20日 朝の勉強会
令和3年4月
令和3年3月24日 ランチ反省会
令和3年3月14日 オンライン病院説明会
令和3年3月1日 研修修了発表会
令和3年2月26日 朝の勉強会
令和3年2月22日 キラキラ研修会
令和3年2月25日 呼吸器勉強会
令和3年2月24日 学生研修医合同勉強会
令和3年2月19日 朝の勉強会
令和3年2月18日 新任者合同研修会
令和3年2月12日 朝の勉強会
担当Y先生 テーマ「片麻酔=脳梗塞?」
【救急隊より連絡 】
「80歳代女性、本日16:40頃 から悪心あり。
その後、右偏視・左麻痺・嘔吐が出現しました。
HR83、RR 20、BP 179/93 mmHg 、
SpO₂ 96%、BT 35.4℃ 、GCS E4V5M3です」
BT 36.1℃、HR 70/min、BP 144/84mmHg、SpO₂ 97%
E3V3M5、質問に対し首振り・頷きあり
瞳孔3.5 mm/3.5 mm、対光反射 +/+、右共同偏視あり
左上下肢は痛み刺激で動きあるが弱い
鑑別診断は?必要な検査は?
頭部MRI
血管支配域に一致しない散在性の病変。ひとつひとつの病変は大きく、分布は片側
大動脈解離に伴う脳梗塞 |
•意識障害や失神を伴う脳梗塞
•収縮期血圧が 右上腕≦110 mmHg
左上腕≦140 mmHg
•D-Dimer 異常高値(≧5.0μg/mL)
令和3年2月16日 朝の勉強会
令和3年2月11日 第29回 飯田ICLS
令和3年2月3日 学生研修医合同勉強会
令和3年2月2日 朝の勉強会
令和3年1月29日 朝の勉強会
令和3年1月27日 学生さんとZOOMで勉強会
令和3年1月26日 朝の勉強会
令和3年1月25日 きらきら研修会
令和3年1月22日 坂本先生勉強会
令和3年1月22日 朝の勉強会
令和3年1月21日 きらきら研修会 眼科
令和3年1月20日 学生さんとZOOMで勉強会
鑑別疾患は?どんな問診を取りますか?
70歳代 男性 主訴:体重減少 |
診察及び検査結果からC多発性骨髄腫でした。「本人と家族に説明」シュミレーション形式でやりました
【現病歴】
3ヶ月前より、野菜を多くし、ごはんを少なめにして、ダイエットを開始した。
2ヶ月で10kg体重が減った。家族から、病院で確認した方が良いと言われ来院した。
3ヶ月前に重いものを下ろそうとした時に、腰痛を自覚した。近医受診し、鎮痛薬をもらった。
腰痛のため、お腹に力を入れることが多くなり、尿意、便意が増えた。
1ヶ月前に近医を受診し、貧血を指摘され、鉄剤を処方された。
解釈モデル「自分はダイエットのせいだと思っている。娘が心配するからきた」
娘さんが、付き添いできている「とにかく癌が心配」
令和3年1月19日 朝の勉強会
担当W先生 テーマ「本当にあった怖い転倒」
ショック+対麻痺 といえば、 |
70歳代男性 救急隊からの情報
『自宅内で転倒して、動かなくなった。顔から流血あり。
GCS E4V1M6 血圧 55/40、脈拍 73回/分、
SpO₂ 99%(O₂ 10L)、呼吸数 18回/分、体温 35.8℃、四肢麻痺あり』
【本症例:非骨傷性脊髄損傷】
加齢性変化や靱帯骨化に伴う脊柱管狭窄症を持つ高齢者に多い
C3/4椎間板レベル ➡ C4障害が多い
Take home message
ショック+対麻痺 といえば、 |
令和3年1月14日 きらきら研修会 耳鼻科
令和3年1月13日 学生さんとZOOMで勉強会
令和3年1月12日 朝の勉強会
担当K先生 テーマ「救急外来で出会う皮膚疾患」
- 蜂窩織炎の鑑別は多岐にわたる。蜂窩織炎の皮疹の特徴、リンパ節に注意する。
特に壊死性筋膜炎は致死性であるので注意。
血疱、全身状態(バイタルサイン、意識レベル)をみる。
皮疹をみたら、触診も忘れない。蜂窩織炎はざらざら、深部静脈血栓症はすべすべ。 -
帯状疱疹は意外に見逃している。
皮疹の分布、特徴をしっかりみよう。痛みのある皮疹では必ず鑑別にあげる。
帯状疱疹の治療では腎機能を確認して処方する。 -
薬疹は薬歴の問診が大切。さかのぼって薬歴を聞く。
重症薬疹もあり、死にいたる。
薬疹の皮疹は多様なので、常に鑑別にいれることは重要。薬疹を疑ったら被疑薬を必ず中止。
令和2年12月18日 朝の勉強会
令和2年12月17日 学生研修医合同勉強会
令和2年12月15日 朝の勉強会
令和2年12月11日 朝の勉強会
担当Y先生 テーマ「低血糖」
80歳代 男性
主訴:左側腹部痛、右後頚部痛
→検査室から電話「血糖28㎎/dlです!」
低血糖の鑑別診断
原因 | 診るべきpoint |
---|---|
糖尿病治療関連 | 糖尿病の治療歴 |
アルコール | アルコール飲酒歴 |
低栄養 | 普段のADL |
胃切除後ダンピング症候群 | 腹部手術痕、手術歴 |
感染症 | 病歴、バイタルサイン |
腎機能・肝機能悪化 | 採血 |
その他 | 薬剤など |
【Whippleの3徴】
・空腹時・運動時の低血糖発作
・発作時血糖が50mg/dl以下
・ブドウ糖投与による症状改善
⇧
満たす ➡ 低血糖の原因検索
満たさない ➡ 低血糖・低血糖以外の症状の原因検索
Take home message
|
令和2年12月14日 きらきら研修会
栄養科
《学習の目標》
・カロリー、蛋白質量設定の基本が理解できる。
・栄養補助食品や経管栄養の種類や使用例、使用場面が理解、想像できる。
疾患 | 体重(㎏)当たりの エネルギー必要量 |
備考 |
---|---|---|
健常者 | 25~35kcal | |
糖尿病、脂質異常症、肥満症 |
25~30kcal |
その他の侵襲が加わらない状態 |
腎不全、透析 | 25~35kcal | 腎機能に応じて |
肝不全 | 25~35kcal | 医薬品なども含む |
炎症性腸疾患 | 25~35kcal | 医薬品なども含む |
慢性閉塞性肺疾患 |
30~40kcal | 必要カロリーの増量が必要 |
- 疾患によって必要カロリーや、たんぱく質が違うことがわかった。
- 症例検討がわかりやすかった。
- わからないことは、また聞きにいきたい。
令和2年12月9日 外科 重吉先生
令和2年12月8日 朝の勉強会
担当B先生 テーマ「PPI」
ある日のことでした
上級医「B先生 、この患者さんに何か胃薬だしておいて」
わたし「あ、はい。( なにかとは…?) 」
患者:50歳 急性膵炎で入院中 EGDでGERDあり
【ストレス性胃潰瘍予防 ICU入院患者study】
絶対適用(1つでも該当すれば適用) |
---|
凝固障害(血小板<50000/㎣、PT-INR>1.5、APTTが正常時の2倍以上)(B) |
相対適用(2つ以上該当すれば適用) |
敗血症(D) |
【PPI適応症と処方制限】
名称 | 適応症と制限処方日数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
先発品商品名 | 一般名 | 胃潰瘍 | 十二指腸潰瘍 | 吻合部潰瘍 | 逆流性食道炎 | 非びらん性胃食道逆流症 |
タケプロン | ランソプラゾール | 56 |
42 |
56 | 56+維持療法 | 28(30㎎は適応なし) |
パリエット | ラペプラゾール | 56 | 42 | 56 | 112+維持療法 | 28(20㎎は適応なし) |
オメプラール | オメプラゾール | 56 | 42 | 56 | 56+維持療法 | 28(20㎎は適応なし) |
ネキシウム | エソメプラゾール | 56 | 42 | 56 | 56+維持療法 | 28(20㎎は適応なし) |
タケキャプ | ボノプラザン | 56 | 42 | ー | 56+維持療法 | ー |
Take home message
・PPIの適応疾患を知る ・PPIは漫然と投与しない! |
令和2年12月4日 朝の勉強会
担当Y先生 テーマ「痛み」
「痛み」;実際に何らかの組織損傷が起こった時、あるいは組織損傷が起こりそうな時、あるいはそのような損傷の際に表現されるような、不快な感覚体験及び情動体験 。
まずは原因検索!
WHO方式三段階除痛(鎮痛)ラダー
第一段階 ●NSAIDs・アセトアミノフェン
副作用対策忘れずに
(NSAIDs:腎機能障害、胃腸障害など、アセトアミノフェン:肝障害など)
オピオイドと作用機序が異なるため副作用が無い限りオピオイドと併用する 有効限界あり
第二段階 ●弱オピオイド
コデイン・トラマドール
オピオイドに抵抗感を持つ患者には使用しやすい
第三段階 ●強オピオイド
モルヒネ・オキシコドン・フェンタニル・タベンタドール➡これらで症状管理困難な場合はメサドンを使用する。
・鎮痛薬使用基本五原則に則って
・副作用対策怠らず
・自信を持って説明し処方する
鎮痛補助薬・放射線治療・神経ブロックなどは適応があればどの段階でも開始する
Take home message
|
新患カンファレンス
令和2年11月28日 第1回IMH同窓会
令和2年11月27日 朝の勉強会
担当F先生 テーマ「皮疹」
5つのポイントを意識して皮疹表現をしよう
部位
発疹名:斑 凸な発診 凹んだ発疹
大きさ
色
形:分布・配列 正常皮膚との境界 触感
ヒント:部位は両大腿、皮疹は多彩で平坦な皮疹から凸な皮疹、凹な皮疹も見られます。水泡の大きさは、大きいもので500円玉大、びらんは5~50mm大です。
使うとよい単語:緊満性水泡、褐色斑、びらん、不規則、地図上、鱗屑(薄い皮裂けのようなもの)
【ステロイド外用剤を使いこなそう】
重症度による使い分け
部位による使い分け
年齢による使い分け
まず効果の高いステロイド外用剤で短期間に症状を改善し 、様子をみながら弱いタイプへ移行していく。
令和2年11月26日 長野中央病院2年目研修医T先生 産婦人科研修修了
新患カンファレンス
令和2年11月24日 朝の勉強会
新患カンファレンス
新患カンファレンス
令和2年11月18日 泌尿器科 蜂谷先生
令和2年11月16日 キラキラ研修会
令和2年11月13日 朝の勉強会
担当O先生 テーマ「咽頭痛」
10歳代 女性
主訴:咽頭痛
現病歴:3日前の朝起きたら喉が痛かった。痛みがだんだん強くなってきたため、心配で救急外来受診した。
既往歴:なし
内服薬:なし
アレルギー:なし
生活社会歴:同居の母も同じく喉が少し痛い
Red Flags
開口障害:3横指開くか
Sniffing position:鼻を突き出し、やや前傾
Muffled voice:熱いジャガイモを口の中に入れた声
流涎、Stridor 、 嚥下困難
舌骨部圧痛
頸部後屈で悪化
口腔底の腫脹
咽頭正常:疼痛と咽頭所見の解離
Centor Criteria
①扁桃の白苔を伴う扁桃の発赤 (+1点)
②圧痛を伴う前頸部リンパ節腫脹 (+1点)
③38℃以上の発熱 (+1点)
④咳嗽なし (+1点)
年齢:<15歳 (+1点)、15ー44歳 (0点)、 ≧45歳 (-1点)
1点以下は抗菌薬なし
2-3点は溶連菌迅速抗原検査(+)なら抗菌薬
4点以上は抗菌薬加療開始
Take home message
咽頭痛は急性喉頭蓋炎の他にも致死的疾患がある Red Flagsを見逃さない Centor criteria と溶連菌迅速抗原検査を上手に使う |
令和2年11月12日 産婦人科 常見先生
令和2年11月10日 朝の勉強会
担当W先生 テーマ「喉が痛い」
20歳代 女性
【主訴】 咽頭痛、右頸部の腫脹、発熱、嗄声
【現病歴】
Xー2 日 咽頭痛出現
Xー1 日 右頸部の腫脹出現 ➡ 近医受診し、第三世代セフェム内服開始
X日 38.8℃発熱・嗄声出現 ➡ 当院受診
咳なし、鼻汁なし。
咽頭痛は水を飲み込むことも難しいくらい
★6Killer sore throat
急性喉頭蓋炎
扁桃周囲膿瘍
咽後膿瘍
口腔底蜂窩織炎
レミエール症候群
無顆粒球症
<6 killer sore throat>
★どういう時に疑うのか知っておこう
・Stridor 、呼吸困難(=顎を突き出すような姿勢)
・ひどい咽頭痛(=嚥下時痛、流延)
・声がおかしい(ふくみ声、hot potato voice 、嗄声)
・開口障害
・斜頸、頸部の運動障害
・咽頭所見が軽微なほど怖いことがある(=深い喉の炎症は見えない)
★検査をしよう
・急性喉頭蓋炎 ➡ Xp(正+側面の2方向)
・膿瘍 ➡ 造影CT
令和2年11月12日 新人職員合同研修会
令和2年11月6日 朝の勉強会
担当K先生 テーマ「下痢」
【症例】 70歳代 男性
【主訴】 下痢
【現病歴】 Xー3日 倦怠感あり。
Xー2日 水様下痢が頻回。食思不振。
X日 下痢症状が治まらず、内科受診 。
急性胃腸炎 基本は除外診断である
「嘔吐」「下痢」「軽微な腹部所見」の3つがそろったら胃腸炎と診断!
【急性副腎不全を疑う症状 】
脱水、低血圧、原因不明のショック食欲低下、体重減少、嘔気、嘔吐、
下痢
原因不明の腹痛・急性腹症
原因不明の発熱
予期せぬ低血糖
低Na血症、高K血症
貧血、好酸球増多
高Ca血症、 BUN上昇
色素沈着など
Take home message
①急性胃腸炎は除外診断。 ②腸管外以外の原因の可能性を常に考える。 ③下痢、倦怠感、原因不明の発熱などを認めたら、副腎不全症も鑑別に。 ④副腎不全症を疑ったら、ソルコーテフをiv 。 |
令和2年11月3日 放射線診断科 小林先生
令和2年10月30日 朝の勉強会
令和2年10月28日 放射線科診断だより
令和2年10月27日 朝の勉強会
第147回 信越地方会出張報告
令和2年10月15日 第1回CPC
令和2年10月20日 朝の勉強会
令和2年10月8日 朝の勉強会
令和2年10月2日 坂本壮先生と一緒にWEB勉強会Ⅱ
令和2年10月2日 朝の勉強会
令和2年9月11日 エキスパートCPC
マイ田んぼオーナー
令和2年9月10日 脳外科だより
令和2年8月27日 4年目医師の内科だより
令和2年8月11日 オンライン勉強会
令和2年8月7日 朝の勉強会
担当Y先生 テーマ「小児の発熱」
9ヶ月 男児
【主訴】 発熱
【既往歴】 先天性脊椎骨端異形成症
【現病歴】 1週間前から咳・鼻水があった。昨夜発熱38.3℃ 、今朝 37.3℃。昨日22時に解熱薬使用。昨日から残っていた抗生剤を飲んでいる。鼻水が濁ってきている。 9:00救急外来受診。
【3か月未満の発熱】 肺炎、尿路感染症、細菌性髄膜炎
特に新生児では重篤な細菌感染症リスク7%
呼吸器症状がなくても胸部X 線(潜在性肺炎)
血液検査、尿検査、尿培養が必須
髄液検査
新生児
WBC<5000 / μL か>15000 / μL
重症と認識した場合
Take home message
小児の発熱は随伴症状と好発年齢から鑑別疾患を挙げる |
新患カンファレンス
令和2年8月3日 きらきら研修会
令和2年8月4日 朝の勉強会
令和2年7月31日 朝の勉強会
令和2年7月30日 オンライン勉強会
新患カンファレンス
令和2年7月27日 きらきら研修会
令和2年7月17日 朝の勉強会
令和2年7月16日 新患カンファレンス
令和2年7月16日 夜の勉強会
令和2年7月11日 長野中央病院勉強会参加
令和2年7月14日 朝の勉強会
担当I先生 テーマ「熱中症」
労作性熱中症と非労作性熱中症
労作性 | 非労作性 | |
---|---|---|
年齢 | 青年~中年 | 高齢者 |
性別 | 男性 | 男女差なし |
場所 | 屋外 | 屋内 |
かかるまでの時間 | 短時間 | 数日 |
運動 | あり | なし |
重症化 | しにくい |
しやすい |
重症度
分類 | 症 状 | 症状から見た診断 |
---|---|---|
Ⅰ度 |
めまい・失神 筋肉痛・筋肉の硬直 手足のしびれ・気分の不快 |
熱ストレス(総称) 熱失神 熱けいれん
熱疲労(熱ひはい)
熱射病 |
Ⅱ度 |
頭痛・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感 |
|
Ⅲ度 |
Ⅱ度の症状に加え、意識障害・けいれん・手足の運動障害 高体温 肝機能異常、腎機能障害、血液凝固障害 |
出典:環境省 熱中症環境保健マニアル2014
Take home message
非労作性熱中症や重症熱中症に注意 とにかく、解熱、補液 予防・再発防止が重要 |
令和2年7月10日 朝の勉強会
令和2年7月9日 夜の勉強会
令和2年7月3日 市原先生 ZOOMレクチャー
令和2年7月3日 ヤンデル先生 ZOOM勉強会
令和2年7月3日 朝の勉強会
令和2年7月2日 新患カンファレンス
令和2年6月29日 院内火災訓練
令和2年6月26日 朝の勉強会
令和2年6月23日 朝の勉強会
担当T先生 テーマ「頭痛」
【症例】 30代 男性
【主訴】 右後頭部痛
【既往歴】 高血圧
鑑別診断は?
<片頭痛のPOUND>
Pulsatile quality(拍動性)
duration 4-72 hours (持続時間 4-72 時間)
Uniraterallocation (片側性)
Nausea/vomit(悪心嘔吐)
Disabling intensity(日常生活に支障あり)
4項目以上 +LR 24
3項目 +LR 3.5
2項目以下 +LR 0.4 1
MIcheal et al., 1993. Cephalagia
Take home message
危険なサインを見逃さず、2次性頭痛の除外を! 片頭痛の所見はPOUNDで! |
令和2年6月18日 新患外来カンファレンス
令和2年6月16日 朝の勉強会
令和2年6月15日 きらきら研修会
令和2年6月12日 朝の勉強会
担当B先生 テーマ「高血圧緊急症」
70代 女性
主訴:血圧高値、頭がぼーっとする
【バイタルサイン 】
BP 185/77mmHg
HR 86/min
RR 18/min
SpO2 97%(RA)
鑑別疾患は何をあげますか?
どんな問診をとりますか?
身体所見は何をとりますか?
【高血圧緊急症 】
血圧の高度の上昇(多くは180/120mmHg 以上)によって,脳,心,腎,大血管などの標的臓器に急性の障害が生じる病態
高血圧患者の1 %がその経過中に高血圧緊急症をきたす
Take home message
高血圧患者をみたら、まずは自分でも血圧測定。 高血圧緊急症で頻度が高いもの 「高血圧脳症、脳梗塞、左心不全」脳以外、心臓にも注意して診察しよう |
令和2年6月11日 新患外来カンファレンス
令和2年6月8日・18日 web病院説明会
• 外科の先生から研修の様子の説明がありました。
• 当院では外科も様々な症例が経験できます。
• 研修医だけでなく、興味のある診療科の先生からも説明します。
オンライン研修医個別説明会 ご応募お待ちしています!
応募はこちらから!
令和2年6月3・5日 web病院説明会
令和2年6月5日 朝の勉強会
担当F先生 テーマ「急性胆嚢炎と急性胆管炎」
90代 女性 主訴:発熱、嘔吐
現病歴
✕-1日昼頃より39.8℃の発熱や嘔吐を認めた
✕日採血にて炎症反応、ビリルビンの上昇、肝胆道系酵素の上昇
CTにて胆嚢腫大、総胆管拡張を認めたため、当院に転院した。
超音波 非侵襲的、簡便に行うことが出来る
CTでは評価できないdebrisや少量腹水も評価できる
胆道に閉塞起点がある胆道感染症場合
ドレナージしなければ敗血症を来たす
原因はどこにあるのか 胆嚢?胆道?
Take home message
・秋田は北東北、遠い ・胆道系の評価はまず腹部エコーで ・胆道系に閉塞起点がある胆道感染症は、ドレナージが必要 |
令和2年6月2日 朝の勉強会
令和2年5月29日 朝の勉強会
担当Y先生 テーマ「呼吸困難」
救急隊からコール
50代 男性 主訴:呼吸困難
早朝に目を覚ますと呼吸困難自覚。
初めての症状。症状改善なく救急要請
E4V5M6、血圧107/85mmHg、脈拍56/分、呼吸数20/分、SpO₂95%
この時点でどのような疾患を考えますか?
呼吸困難 鑑別疾患
《common》
パニック障害、過換気症候群、胃食道逆流症
《critical》
狭心症、ACS、肺血栓塞栓症、気胸、アナフィラキシー、気道異物、心タンポナーデ
Take home message
心筋梗塞の症状は多彩→疑うこと! 疑ったら心電図、何度でも心電図 迷ったらすぐに循環器医コール 循環器内科の先生が来るまでにできることを行う→PCIを始めるための準備 |
令和2年5月26日 朝の勉強会
担当I先生 テーマ「発熱とかその辺」
40代 男性 主訴:発熱
3日前から39度の発熱が出現
呼吸器、消化器症状、なし
近医を受診し解熱薬や鎮咳薬、去痰薬処方
解熱剤はよく効くが、病状著変ないため救急要請
問診・身体所見、さてその後は?
Choosing Wisely
2011年ABIM財団主催のフォーラムで提起
医療者と患者が
科学的なエビデンスに基づき
既に行われた医療と重ならず
害が少なく
真に必要な検査を賢く選択するという考え方
Take home message
I先生の愛読書はNEJ 発熱の原因検索でもやはり問診・身体所見 感染症を疑ったらFever Work Up 検査には目的を → Choosing Wisely |
令和2年5月21日 坂本先生講演会
令和2年5月26・27日 web病院説明会
令和2年5月21日 坂本先生と勉強会with長野中央病院・信大生♡
令和2年5月15日 朝の勉強会
令和2年5月14日 web病院説明会
令和2年5月14日 新患カンファ
令和2年5月12日 朝の勉強会
令和2年5月8日 朝の勉強会
令和2年5月 連休 stay home
令和2年5月1日 朝の勉強会
令和2年4月28日 夜の医局
令和2年4月24日 朝の勉強会
令和2年4月21日 朝の勉強会
令和2年4月17日 坂本壮先生勉強会
令和2年4月13日 1年目研修医病棟デビュー!
令和2年4月9日 プロフェッショナリズム
令和2年4月3日 EBM
令和2年4月3日・9日 Shadowing
令和2年4月 オリエンテーション
令和2年4月2日 社会人としての心構え
令和2年4月1日 新しい仲間を迎えました
基本的臨床能力評価試験に参加しました
総受験病院数370病院中 13位 でした!!
2019年度 実施結果(総合)
当院平均点 | 34.00 |
平均点(全体) | 29.56 |
総受験病院数 | 370 |
順位 | 13 |
基本的臨床能力評価試験は、厚生労働省の定める臨床研修到達目標に準拠した問題が出題されており、結果を分析することで研修医の得意・不得意な分野・領域を把握し、総合的な臨床能力を身につけるための研修指導に役立てています。詳しくはこちらhttps://jamep.or.jp/exam/
令和2年3月13日 恒例の卒業集合写真
令和2年3月25日 ランチ反省会
令和2年3月10日 研修医S先生 テーマ「小児の統合失調症」
令和2年3月6日 研修医K先生 テーマ「麻酔科研修のすすめ」
令和2年3月3日 研修医I先生 テーマ「喘息」
令和2年3月2日 研修修了発表会
令和2年2月18日 研修医H先生 テーマ「小児敗血症」
What is sepsis?
Sepsis arises when a person has an infection, and the body’s reaction to it injures tissues and organs.
・life-threatening illness
・injures tissues and organs
- 菌血症
血中から細菌が検出される
↓
- 敗血症
全身状態を伴う感染症、あるいはその疑い
菌血症から敗血症が生じることもあるが、この2つは別物
Take Home Message
小児においても敗血症は致死率の高い病態。 敗血症に対する早期認識・早期介入が重要。 成人のように確立された基準はない。危険な症候を見逃さない。 |
令和2年2月11日 研修医Y先生 テーマ「JTAS」
Japan Triage and Acuity Scale
より緊急度の高い患者の診療を先に行い、患者の状態が悪化する危険性を減らす
蘇生(Blue)
直ちに診察・治療が必要
- 心停止
- 痙攣持続
- 重症外傷
- 高度の意識障害
- 重篤な呼吸障害 など
→ケアの継続
緊急(Red)
10分以内に診察が必要
- 心原性胸痛
- 重篤な体温異常
- 激しい頭痛、腹痛
- 中等度の意識障害
- 抑うつ、自傷行為 など
→15分毎の再評価
準緊急(Yellow)
30分以内に診察が必要
- 症状のない高血圧
- 痙攣後(意識回復したもの)
- 変形のある四肢外傷
- 中等度の頭痛・腹痛
- 活動期分娩 など
→30分毎の再評価
低緊急(Green)
1時間以内に診察が必要
- 尿路感染症
- 縫合を要する創傷(止血あり)
- 不穏状態 など
→1時間毎の再評価
非緊急(White)
2時間以内に診察
- 軽度のアレルギー反応
- 縫合を要さない外傷
- 処方、検査希望 など
→2時間毎の再評価
Take Home Message
診察前トリアージを行うことで、優先的に緊急度の高い患者に対する配慮ができる |
令和2年2月6日 第3回CPC
令和2年1月24日 研修医K先生 テーマ「敗血症性ショック」
令和2年1月23日 きらきら研修会 テーマ「腹部エコー」
令和2年1月20日 救急 武井先生勉強会
令和2年1月18日・19日 スキー旅行
令和元年12月4日 学生研修医合同勉強会
令和元年12月14日 飯田JMECC
令和元年12月6日 職員互助会忘年会
令和元年11月28日 外科 網谷先生勉強会
テーマ「周術期管理 栄養管理」
なぜ周期管理が必要か術中の安全リスク管理
→術後の早期回復 ERAS
1,入院前カウンセリング
2,腸管の前処置なし
3,手術前夜~朝食の絶食なし 水分・炭水化物の摂取
4,前投薬なし
5,経鼻胃管留置なし
6,硬膜外麻酔・鎮痛
7,短時間作用型麻酔薬
8,輸液、ナトリウムの過剰投与を避ける
9,創部の縮小化 ドレーン留意なし
10,体温管理・温風式保湿
11,離床・歩行を促進
12経口麻薬の非使用、NSAIDs投与は硬膜外麻酔終了後に行う
13,悪心・嘔吐の予防
14,腸蠕動運動の促進
15,カテーテル類の早期抜去
16,周術期の経口栄養摂取
17,転帰・順守状態の調査
↓
ERAS
栄養管理
→ 術前栄養管理
栄養不量患者は創傷治癒遅延や術後感染症の合併率が高い
→ 術後栄養管理
令和元年11月2日 泌尿器科 中藤先生勉強会
令和元年10月31日 救急勉強会
令和元年10月31日 合同症例検討会
令和元年10月2日 産婦人科 大平先生勉強会
令和元年9月26日 形成外科 長屋先生勉強会
令和元年9月13日 朝の勉強会 テーマ:めまい
令和元年9月12日 ABDEMET(腹部救急診療トレーニングコース)
令和元年9月3日 朝の勉強会 テーマ:救急外来における産婦人科疾患
テーマ「救急外来における産婦人科疾患」
担当 研修医I先生
普段救急外来で産婦人科疾患は専門家の当直が診ているが、自分が診療した際にはコンサルが必要
→何を疑っているのか明確にする
40歳以下の女性の急性腹症の40%程度が産婦人科疾患といわれる
主訴:腹痛 性器出血
(10-40代女性をみたらまず妊娠考慮)
【緊急性の高い疾患】
- 異所性妊娠
- 卵巣腫瘍茎捻転
【比較的緊急性の高い疾患】
- 卵巣出血
- 切迫流産
【緊急度の低い疾患】
- 月経痛
- PID(骨盤内炎症性疾患)
Take Home Message
妊娠可能な女性を診察する場合には妊娠の可能性を念頭におく。
問診の際には最終月経、妊娠、性器出血を聞くことを忘れない。
令和元年8月29日 夜の勉強会 テーマ:論文の書き方
令和元年8月27日 朝の勉強会 テーマ:過量服薬
テーマ「過量服薬」
担当 研修医S先生
「先生、40才男性大量服薬の患者さんが救急搬送されてきます」
さてあなたはどうしますか?
【急性薬物中毒治療の4大原則】
- 全身管理
- 吸収の阻害
- 排泄の促進
- 解毒薬・拮抗薬
【3大合併症】
- 誤嚥性肺炎(Aspiration Pneumoniae)
- 異常体温(Abnormal Body Temperature)
- 非外傷性挫滅症候群・コンパートメント症候群(Atraumatic Crush Syndrome/Compartment Syndrome)
Take Home Message
- 過量服薬の管理は4ステップ
- 合併症にも気を付けて
- 消化管除染は活性炭+マグコロール注入を
- 薬剤に対応する拮抗薬を使えるようになろう
令和元年8月6日 朝の勉強会 テーマ:アルコール性ケトアシドーシス
令和元年8月24日 総合診療フェスat長野中央病院
令和元年8月23日 朝の勉強会 テーマ:呼吸困難
テーマ「呼吸困難」
担当 研修医I先生
症例 66歳 男性
主訴 呼吸困難
現病歴 尿道バルーンの尿を捨てたら急に呼吸困難発症。左上肢が何となく重い。
身体所見 問題なし
検査所見 血液検査 問題なし
心電図 NSR、ST-T変化なし
↓
翌日 呼吸困難なし 左上肢の重だるさあり
血液検査 心筋逸脱酵素上昇
心電図 V3-4軽度STあり
→急性心筋梗塞じゃん(><)
Take Home Message
呼吸困難にはさまざまな重症例が隠れている。
心電図変化がはっきりしない場合でも、症状が残存しているならば常に心筋梗塞を疑い続ける必要がある。
一度経験した症例と同様の症例に思わぬタイミングで出遭うことがある。経験症例を大切にしよう!
令和元年8月5日 きらきら研修会 テーマ:細菌
令和元年8月1日 朝の勉強会 テーマ:小児虐待
令和元年7月30日 朝の勉強会 テーマ:真夏の救急外来
令和元年7月29日 きらきら研修会 テーマ:検体検査
令和元年7月26日 教育講演会「人を育むということについて考える」
令和元年7月26日 朝の勉強会 テーマ:電解質異常
令和元年7月26日 腹部診察勉強会
令和元年7月22日 きらきら研修会 テーマ:生理検査
令和元年7月21日 研修医M先生結婚式
令和1年7月18日 第1回CPC
令和1年7月12日 朝の勉強会 テーマ:マダニ刺咬
テーマ「マダニ刺咬」
研修医 K先生
マダニ刺咬の続発症
- ツツガムシ病
- 日本紅斑熱
- ライム病
- 重症熱性血小板減少症候群
Take Home Message
マダニがいるか確認を。
残っていれば皮膚ごと切除。
予防的にテトラサイクリン系抗菌薬を7日間投与。
インフルエンザ様症状や皮疹が出現した際には再受診するように伝える。
令和1年7月8日 キラキラ研修会 テーマ 血液像
令和1年7月7日 緩和ケアセミナー
令和1年7月5日 朝の勉強会 テーマ:胸痛
令和1年6月28日 ヤンデル先生がやってきた!
令和1年6月21日 朝の勉強会 テーマ:発熱 嘔吐
令和1年6月18日 朝の勉強会 テーマ:針刺し
令和1年6月2日 第144回内科信越地方会at松本ブエナビスタ
令和1年6月1日 信越JMECC at 相澤病院
令和1年5月31日 朝の勉強会 テーマ:吐血
令和1年5月27日 キラキラ研修会 テーマ:輸血
令和1年5月24日 朝の勉強会 テーマ:小児の発熱
令和1年5月23日 夜の勉強会 テーマ:腹部単純写真
令和1年5月21日 朝の勉強会 テーマ:「外傷診療」
令和1年5月17日 朝の勉強会 テーマ:蕁麻疹 アナフィラキシー
令和1年5月16日 勉強会 テーマ:急性腹症のCT
令和1年5月15日 学生研修医合同勉強会 飯田市立病院介護老人保健施設 ゆうゆうにて
令和1年5月14日 朝の勉強会 テーマ:fever
令和1年5月10日 朝の勉強会 テーマ:ドクターハート
令和1年5月9日 勉強会 テーマ:医療安全
平成31年4月27日 医学生・研修医の日本内科学会ことはじめ
平成31年4月26日 朝の勉強会 救急外来 〜まとめ編〜
平成31年4月20日 グラム染色で考える感染症in長野中央病院
平成31年4月23日 朝の勉強会 救急外来 〜コンサルテーション〜
平成31年4月19日 朝の勉強会 救急外来 〜身体所見編〜
平成31年4月18日 テーマ 胸部X線写真 講師放射線科 渡辺先生
平成31年4月17日 学生研修医合同勉強会 テーマ「患者さんを知る」
平成31年4月16日 朝の勉強会 救急外来 〜問診編〜
平成31年4月11日 第一回勉強会
平成31年4月 歓迎 新研修医
平成31年3月15日 本年度のラストミーティング
平成31年3月9日 研修医M先生結婚式
平成31年3月12日 朝の勉強会
平成31年3月9日 県修学金貸与生研修会
平成31年3月7日 勉強会 presents by 1年目
平成31年3月7日 医局送別会
平成31年3月4日 研修修了発表会
平成31年2月28日 毎年恒例歓送迎会
平成31年2月19日 朝の勉強会
研修医O先生
30代女性
妊娠・出産歴:G3P2(2回経膣分娩)
妊娠40週6日
前期破水のため入院
妊娠41週0日
分娩進行し、経膣分娩 3370g男児 Apgar score8/9 胎盤娩出前から出血多量
産後の過多出血 4つのT
Tone70% 子宮収縮不良
Trauma20% 裂傷、血腫、子宮内反、子宮破裂
Tissue10% 胎盤・卵膜遺残、癒着胎盤
Thrombin1% 凝固障害
癒着胎盤
子宮を温存する
①待機療法
②薬物療法
③子宮動脈塞栓術
子宮を温存しない
④腹式単純子宮全摘術
Take Home Message
癒着胎盤のため、分娩後1週間で子宮全摘を行なった症例を経験したイベントが起きた時、原因検索は大切
みなさんはどう感じましたか。この方にどんな言葉をかけますか。私たちには何ができるでしょうか。
進路に迷ったら
いろんな人に相談して話を聞くといいと思います。
来年度も産婦人科を回ってみてください。
平成31年2月7日 第3回CPC
炎症反応高値の遷延と左房内腫瘤を背景に、多発脳梗塞を発症した一例
症例 80代 女性
主訴 血便
現病歴 大腿骨骨折術後2週間目に血便を認め紹介受診。
左房内腫瘤
深部静脈血栓症
直腸壁肥厚
炎症反応高値 CRP20mg/dl
WBC17000/mm³
第2病日 意識障害、左片麻痺出現し、多発脳梗塞発症。
第5病日 意識障害再増悪 急激な呼吸症状の悪化 血性痰 吐血あり。心肺停止
研修医アセスメント
左房粘液腫
→感染性粘液腫
→全身塞栓症(血便、多発性脳梗塞、血腫、血痰、吐血)
死因は吐物による窒息
病理
1. 全身性アミロイドーシス(ATTR type)
a.心アミロイドーシス
b.両側肺アミロイドーシス
c.全身の中小型血管壁
d.脂肪組織間質
2.全身性血栓塞栓症
a.左房内血栓(30x25mm大)
b.[脳梗塞]
c.深部静脈血栓症
d.右肺下葉肺出血性梗塞